2008年11月(11/4~11/28)の月間売買状況のデータです。9月~10月にかけての混乱状況は11月前半まで続きましたが、それでも日経平均は意外と下値が堅く、NYダウが安値更新する中でも8000円台をキープ。月後半には米シティグループへの公的資金注入が決定、自動車ビッグ3の問題が残るものの相場はやや落ち着きを取り戻しました。
【東証一部】(日経平均株価 10/31;8576.98→11/28;8512.27)
証自(27%) 買;7兆7346億 売;8兆4466億 差引;-7120億
法人(10%) 買;3兆6942億 売;2兆3475億 差引;+1兆3467億
個人(18%) 買;5兆5751億 売;5兆2454億 差引;+3298億
外人(42%) 買;11兆9935億 売;13兆51億 差引;-1兆116億
証委(2%) 買;4850億 売;4671億 差引;+179億
合計(100%) 買;29兆4825億 売;29兆5117億 差引;-292億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 10/31;43.89→11/28;44.55)
証自(10%) 買;185億 売;187億 差引;-2億
法人(17%) 買;395億 売;267億 差引;+127億
個人(42%) 買;774億 売;829億 差引;-55億
外人(29%) 買;561億 売;553億 差引;+9億
証委(2%) 買;28億 売;30億 差引;-2億
合計(100%) 買;1944億 売;1866億 差引;+78億
まずは東証一部。今月も証券会社と外人が、大量の売り越し継続。買い方は10月と変わらず個人と年金(今月も信託銀行は1兆1602億の買い越し!)で、この売買動向だけを見たらよく買い支えたなあという感じですね。引き続き、どこから機関投資家が買いに回るのか注目していきたいと思います。
続いてジャスダック。こちらはようやく外人のドカ売りが止みましたね。今月は個人が売り、法人が買いでちょっと前の売買状況に戻った感じです。個人投資家中心の市場なので、機関投資家頼みの東証一部よりは国内要因で上がれる市場だと思うんですけど、今は個人投資家は東証一部の割安銘柄に集中してますからねえ。。。