2011年11月(10/31~12/2)の月間売買状況のデータです。今月は欧州の債務危機問題が再燃し、イタリアやスペインの国債利回りが上昇。影響はフランス、ドイツなどユーロ主要国まで波及し、株式市場も売り一色。最終週に日米欧の中銀による通貨供給強化策の発表と中国の金融緩和でようやく持ち直しましたが、日経平均が一時2年9ヶ月ぶりの安値に到達するなど、厳しい1ヶ月となりました。
【東証一部】(日経平均株価 10/28:9050.47→12/2:8643.75)
証自(17%) 買;3兆8785億 売;4兆2647億 差引;-3862億
法人(10%) 買;2兆8421億 売;2兆3120億 差引;+5300億
個人(18%) 買;4兆4293億 売;4兆4100億 差引;+193億
外人(54%) 買;13兆4253億 売;13兆5957億 差引;-1704億
証委(2%) 買;4340億 売;4269億 差引;+70億
合計(100%)買;25兆90億 売;25兆93億 差引;-3億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 10/28:1180.12→12/2:1155.27)
証自(6%) 買;182億 売;218億 差引;-36億
法人(8%) 買;309億 売;201億 差引;+108億
個人(52%) 買;1634億 売;1711億 差引;-77億
外人(27%) 買;880億 売;871億 差引;+9億
証委(6%) 買;204億 売;206億 差引;-2億
合計(100%) 買;2791億 売;2786億 差引;+5億
まずは東証一部。1週から4週まで4週連続で同じ買い方、売り方だったので、まあ当然の結果ではありますが、証券会社と外人が売り越し、法人と個人が買い越し。月トータルで見ると個人の買い越し額は少なく、買っているのはほとんど法人のみという感じですね。欧州債務危機でリスク回避の売りが優勢でしたので、順当な結果かなと思います。
続いてジャスダック。個人が早々に売り越し転換、あとは証券会社が売り越し継続。証券会社は今改めて振り返ってみると、2010年8月からずーっと売り越しです。売買シェアも減ってますし、ちょっとは国内の新興市場を盛り上げようという気はないんでしょうかね。まあ、やる気のない所に期待してもしょうがないですけど。
PR