2011年4月(4/4~4/28)の月間売買状況のデータです。月初めにM7.4の最大余震が発生し、また福島第一原発事故の深刻度が「レベル7」に引き上げられるなど、震災の長期化を予感させる事象が続きましたが、海外市場の好調さに支えられ、市場が下落するまでには至らず。月後半に入ると1-3月期の決算発表をにらんで様子見気分が強まり、更に株価が停滞&出来高が低迷しました。
【東証一部】(日経平均株価 4/1:9708.39→4/28:9849.74)
証自(18%) 買;4兆4664億 売;4兆6903億 差引;-2240億
法人(8%) 買;1兆8835億 売;2兆1633億 差引;-2797億
個人(16%) 買;3兆8628億 売;3兆9880億 差引;-1252億
外人(57%) 買;14兆6058億 売;13兆9753億 差引;+6305億
証委(1%) 買;3405億 売;3451億 差引;-46億
合計(100%) 買;25兆1590億 売;25兆1620億 差引;-30億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 4/1:1232.13→4/28:1247.80)
証自(4%) 買;137億 売;160億 差引;-23億
法人(6%) 買;216億 売;195億 差引;+21億
個人(65%) 買;2198億 売;2259億 差引;-60億
外人(17%) 買;634億 売;570億 差引;+64億
証委(8%) 買;261億 売;260億 差引;+1億
合計(100%) 買;3447億 売;3444億 差引;+3億
まずは東証一部。個人が売り越しに転じた事で、国内勢は揃って売り越しとなり、その分を外人が大幅買い越し。この国内勢の売り VS 外人の買いという構図は、1月、2月と同じでして、売買金額もそうですが平時に戻った事が見て取れます。
続いてジャスダック。こちらも売買金額は半分になりましたが、証券会社と個人が売り越し継続、法人と外人が買い越し継続と構図は変わらず。法人だけが辛うじて買い越しですが、国内勢は基本売り姿勢なんですよね・・・。まあ、大勢で見ると貯蓄額≒投資額が減少傾向で流出超過という事なのかもしれませんが、もう少し市場に資金が流れてくると良いんですけどねえ。
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