2011年9月(8/29~9/30)の月間売買状況のデータです。8月の雇用統計の悪化で米国市場が急落し、月早々に日経平均が震災後の安値を更新。その後はECBのシュタルク理事の辞任など、欧州の債務問題の再燃で株価下落&ユーロが対円で10年ぶりの高値を更新し、株価が大きく下落し日経平均は震災後に付けた年初来安値を更新。最後にEFSFの規模拡充のニュースで持ち直して恰好は付けましたが、月間では7月、8月に続き3ヶ月連続のマイナスでした。
【東証一部】(日経平均株価 9/2:8950.74→9/30:8700.29)
証自(19%) 買;4兆3608億 売;4兆611億 差引;+2997億
法人(9%) 買;2兆2005億 売;1兆6146億 差引;+5859億
個人(14%) 買;3兆578億 売;3兆1707億 差引;-1130億
外人(56%) 買;11兆9244億 売;12兆6861億 差引;-7616億
証委(1%) 買;2941億 売;2956億 差引;-15億
合計(100%)買;21兆8376億 売;21兆8281億 差引;+94億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 9/2:1221.98→9/30:1169.87)
証自(6%) 買;153億 売;164億 差引;-12億
法人(6%) 買;197億 売;160億 差引;+37億
個人(56%) 買;1544億 売;1607億 差引;-63億
外人(24%) 買;695億 売;649億 差引;+46億
証委(7%) 買;202億 売;206億 差引;-4億
合計(100%) 買;2791億 売;2786億 差引;+5億
まずは東証一部。外人が2ヶ月連続の大量売り越しで、下げ相場で買いに回る事が多い個人も売り越しに転換。一方で証券会社が買い越しに転換し、前月に続いて買い越しの中心となった法人と二者が買い越しでした。外人は震災の時でも買い越していただけに、売り物が溜まっているんでしょうね。過去1年の買い越し額からすると、まだまだ売り余地はたくさんありそうですが、どうなるでしょうか。
続いてジャスダック。こちらは額は小さくなりましたが、証券会社と個人が売り越し継続、法人と外人が買い越し継続で、前月と特に変化はなし。こちらは、とりあえず個人に買いに回ってもらわない事には始まりませんね。
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