2012年6月(6/4~6/29)の月間売買状況のデータです。6/1の米雇用統計が下振れし、月曜日からTOPIXがバブル後最安値を更新する波乱のスタートでしたが、G7の緊急電話会談や中国人民銀行の利下げなど、各国の政策対応により5月からの下落の流れはようやくストップ。月中のギリシャの再選挙で財政緊縮派が勝利し、ようやく反転か・・・と思われたのも束の間、今度はスペインの金融不安が拡大。それでも月末にEUでスペイン金融支援の姿勢が確認されると、何とか9,000円台を回復。不安定ではありましたが、終わってみれば大きく反発した一ヶ月でした。
【東証一部】(日経平均株価 6/1:8440.25→6/29:9006.78)
証自(21%) 買;4兆3362億 売;4兆6133億 差引;-2772億
法人(8%) 買;2兆503億 売;1兆5193億 差引;+5310億
個人(14%) 買;3兆415億 売;3兆1635億 差引;-1219億
外人(55%) 買;11兆6988億 売;11兆8221億 差引;-1233億
証委(2%) 買;3239億 売;3326億 差引;-87億
合計(100%)買;21兆4506億 売;21兆4507億 差引;-1億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 6/1:1303.08→6/29:1336.07)
証自(5%) 買;178億 売;201億 差引;-23億
法人(7%) 買;211億 売;260億 差引;-49億
個人(62%) 買;2175億 売;2169億 差引;+6億
外人(20%) 買;726億 売;661億 差引;+65億
証委(7%) 買;232億 売;233億 差引;-0.3億
合計(100%) 買;3522億 売;3523億 差引;-1億
まずは東証一部。証券会社は3ヶ月連続の売り越し、外人は2ヶ月連続の売り越しと大人勢は揃って売り越し継続。個人も4ヶ月ぶりに売り越しに転換し、法人が唯一の買い越し(3ヶ月連続)でした。基本的には下げ相場の時の売買動向なんですが、週次で見ると外人は3週連続小幅買い越しだったりしていますので、最初の週に売られた後は、閑散の中で買い戻しが入った感じなのかなと思います。
続いてジャスダック。個人が小幅ながら5ヶ月ぶりに買い越しに転換、外人は5ヶ月連続の買い越し継続、この2つの主体が買い越しなので、強いのも納得・・・個別銘柄も結構戻してましたね。一方で売りは、証券会社は5ヶ月連続の売り越し、法人が3ヶ月ぶりに売り転換でした。
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