2012年9月(9/3~9/28)の月間売買状況のデータです。月前半に日米欧で相次いで金融緩和が発表され、株式市場も期待+結果で大きく上昇をしましたが、月後半はイベント通過で材料出尽くしとなってしまい、月の中で行って来いになってしまいました。欧州ECBの国債無限購入、米国のQE3(住宅担保証券の買入れ)、日銀の資産買入資金拡大、この3つの追加緩和の効果が来月以降どう出てくるのかが注目です。
【東証一部】(日経平均株価 8/30:8839.91→9/28:8870.16)
証自(18%) 買;3兆9176億 売;3兆5549億 差引;+3628億
法人(8%) 買;1兆5615億 売;1兆6208億 差引;-594億
個人(16%) 買;3兆450億 売;3兆3017億 差引;-2568億
外人(57%) 買;11兆6564億 売;11兆6887億 差引;-324億
証委(1%) 買;2984億 売;3106億 差引;-123億
合計(100%)買;20兆4788億 売;20兆4768億 差引;+20億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 8/31:1302.40→9/28:1315.71)
証自(4%) 買;105億 売;122億 差引;-17億
法人(7%) 買;175億 売;217億 差引;-42億
個人(63%) 買;1708億 売;1754億 差引;-46億
外人(19%) 買;576億 売;466億 差引;+110億
証委(7%) 買;205億 売;201億 差引;+4億
合計(100%) 買;2768億 売;2760億 差引;+8億
まずは東証一部。前月久々に買い越しに転じた証券会社が2ヶ月連続の買い越し、ただ一方で外人は5ヶ月連続の売り越しで、外人の売りが相場の頭を押さえている感じでしょうか。他の主体も法人が6ヶ月ぶりに売り越し転換、個人も2ヶ月連続の売り越しで、証券会社の買いVSその他主体の売りという非常に珍しい主体別動向になりました。
続いてジャスダック。こちらは国内勢の売りVS外人の買いとなり、新興が絶好調だった3月の売買動向と同じになりました。これは素直に良いサインと見て良いのではないかと・・・天井が近いという懸念もありますが(^^; もう1つの大口主体である個人は3ヶ月連続の売り越し、個人が買って相場が上がるという状況にはなかなかなりませんな。
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