2013年4月(4/1~4/26)の月間売買状況のデータです。4月は1日、2日AMの大暴落で冷やっとするスタートでしたが、4日に日銀が「異次元緩和」を発表すると、流れは円安株高へ。NY市場も景況感の改善からダウが史上最高値更新を連発し、日経平均は2008年7月以来の13,500円台へ到達。月中に商品相場が崩れて金や原油の価格が急落しもう一度冷やっとする場面がありましたが、その後は持ち直して高値圏で一ヶ月を終えました。
【東証一部】(日経平均株価 3/29:12397.91→4/26:13884.13)
証自(13%) 買;8兆1568億 売;7兆9245億 差引;+2323億
法人(7%) 買;3兆6860億 売;4兆6722億 差引;-9862億
個人(27%) 買;16兆3524億 売;18兆26億 差引;-1兆6502億
外人(52%) 買;34兆3908億 売;31兆7916億 差引;+2兆5992億
証委(2%) 買;1兆3707億 売;1兆4606億 差引;-899億
合計(100%)買;63兆9567億 売;63兆8515億 差引;+1052億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 3/29:1777.96→4/26:1964.04)
証自(3%) 買;573億 売;664億 差引;-91億
法人(3%) 買;776億 売;802億 差引;-26億
個人(76%) 買;1兆7542億 売;1兆7481億 差引;+61億
外人(12%) 買;2722億 売;2652億 差引;+70億
証委(6%) 買;1470億 売;1484億 差引;-14億
合計(100%) 買;2兆3083億 売;2兆3083億 差引;+0.6億
まずは東証一部。証券会社が小幅ながら買い越しに転換し、7ヶ月連続買い越しの外人と大人勢が揃って買い越し。法人(5ヶ月連続)と個人(2ヶ月連続)の子供勢が売り越しで、大人勢の買い VS 子供勢の売りという分かり易い上昇相場の形になりました。特に外人の買い越しは単月で2兆円を突破しており、何かとんでもない事になってます。
続いてジャスダック。売買金額は1兆円を飛び越えて、何と2兆円台へ突入!売買動向では特に売り買いで突出している主体はいませんが、新興市場の中心である個人が買い越しに転換、外人が7ヶ月連続の買い越しで主要2者が揃って買い越し。一方で、証券会社が早々に売り越し転換、法人は3ヶ月連続の売り越し。個人と外人が買って、指数が10%上がるというこの状態は、新興にとって理想的な相場環境だったのではないかと思います。
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