2014年5月(4/28~5/30)の月間売買状況のデータです。4月後半から始まった決算発表は企業によってまちまちで決定打とはならず、海外市場はNY市場が堅調だったものの、国内では追加金融緩和への期待の後退と消費増税後への懸念から売りが続き、月中に一時14,000円割れ目前まで下落。新興市場が大幅安となった19日を底として月後半は反転し、一気に上昇して日経平均は今年初の陽線となりました。
【東証一部】(日経平均株価 4/25:14429.26→5/30:14632.38)
証自(14%) 買;5兆8691億 売;6兆624億 差引;-1933億
法人(7%) 買;3兆4988億 売;2兆6133億 差引;+8855億
個人(16%) 買;6兆6187億 売;7兆1603億 差引;-5416億
外人(61%) 買;26兆1791億 売;26兆2800億 差引;-1009億
証委(1%) 買;4912億 売;5284億 差引;-371億
合計(100%)買;42兆6569億 売;42兆6443億 差引;+126億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 4/25:1973.96→5/30:2008.28)
証自(2%) 買;307億 売;318億 差引;-11億
法人(3%) 買;735億 売;467億 差引;+269億
個人(70%) 買;1兆3398億 売;1兆3802億 差引;-404億
外人(18%) 買;3619億 売;3461億 差引;+158億
証委(6%) 買;1242億 売;1256億 差引;-13億
合計(100%) 買;1兆9302億 売;1兆9303億 差引;-1億
まずは東証一部。前月買い越し揃い踏みだった大人勢が揃って売り越しに転換。個人も2ヶ月連続の売り越しで、買いは6ヶ月ぶりに買い転換した法人のみでした。その買い越しの中身を見てみると、信託銀行が断トツで6833億円の買い越し。指数がかなり下げたのと、新年度でリバランスの買いがあったのかもしれませんね。指数は反発したものの、大人勢が揃って売っているような状況なので、まだ楽観は禁物という状況だと思います。
続いてジャスダック。証券会社はこれで15ヶ月連続の売り越し、法人は11ヶ月連続の買い越し、この2者だけはブレませんが、主力の2主体は個人が売り越し転換、外人が買い越し転換でまたも入れ替わり。月中幅広い銘柄が売られるシーンがあったので、その辺が個人の売りだったのかもしれませんね。
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