投資部門別売買状況（2012年9月1週） ≫2012.09.15 [Sat]

週後半にECB理事会、米雇用統計と大きなイベントを控え、基本的には週前半は前週からの大人しい動きの中でのダラ下げが継続。そんな流れが一変したのが、木曜のECB理事会での国債の無制限購入の発表で、その発表を受けてNYダウは4年9ヶ月ぶりの高値を更新！為替もユーロが対円で円安に転じ、金曜日は日本市場も大きく上昇しました。注目の米雇用統計は市場予想を下回り、追加緩和への期待が高まるという形で、相場にとっての好材料が続いた9月1週（9/3～9/7）のデータです。

【東証一部】（日経平均株価　8/31：8839.91→9/7：8871.65）

証自（18％）  買；8208億      売；9175億      差引；－967億
法人（8％）    買；3831億      売；3612億      差引；＋219億
個人（15％）  買；7353億      売；7071億      差引；＋282億
外人（58％）  買；2兆7747億 売；2兆7388億 差引；＋360億
証委（2％）    買；738億       売；730億        差引；＋7億
合計（100%） 買；4兆7877億 売；4兆7976億  差引；－98億

【ジャスダック】（ジャスダック指数　8/31：1302.40→9/7：1296.04）

証自（4％）   買；21億      売；25億     差引；－4億
法人（7％）   買；41億      売；51億     差引；－10億
個人（62％） 買；391億     売；408億   差引；－17億
外人（21％） 買；149億     売；119億   差引；＋29億
証委（7％）   買；46億       売；45億    差引；＋2億
合計（100%）買；648億    売；649億   差引；－1億

まずは東証一部。売買代金は前週に比べれば増加したものの、引き続き4兆円台で低迷。主体別では証券会社が売り越し継続でしたが、外人が買い越しに転換し、今週も大人勢はまちまち。法人が買い越しに転換し、個人が買い越し継続で証券会社以外は皆買い越しでした。大人勢の売りトレンドは止まったけれど、買いトレンドに転じたわけでもないという状況ですかね。

続いてジャスダック。前週まで順調に増加していた売買代金ですが、今週はまた減ってしまいました。主体別では法人が売り越しに転じた事で、国内勢の売りVS外人の買いという2週前の状況に逆戻り。外人はこの週で3週連続買い越しなので、その後の動きを見てもぼちぼち資金が入り始めてる感じなのかもしれませんね。