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直感重視の素人投資家、天地人の株日記です。株や経済に関するネタを中心に書いていく予定です。
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    日経平均 ; 9404.23 (+34.88
    TOPIX ; 829.97 (+0.46
    JASDAQ ; 47.92 (+0.05)
    マザーズ ; 369.85 (-0.71、2日続落)
    ヘラクレス ; 564.00 (-0.33、2日続落)

    昨晩のNY市場はダウ、ナスダック共に続落。発表される経済指標は良い物が続いているようですが、高値圏で足踏みが続いています。日本市場は今日は大きく上昇してスタートしたものの勢いはなく、午後に入ると売りが優勢となり小幅反発でした。今日は8939 大和システムが民事再生を申請。日本振興銀行、武富士に続いてという事で、最近また少し立ち行かなくなる企業が増えてきましたね。

    所有銘柄は高安まちまち(上昇5銘柄、下落3銘柄)。今日は2468 フュートレック8929 船井財産コンサルタンツがけっこう下げましたね・・・、私はフュートレックを少し買い増し。買ったら下がるの典型的なパターンに嵌ったわけですが、いつになったら底値でうまく買えるようになるんでしょうか。これだけ何年も続けても相変わらず引っかかっているわけで、本当に学ばないなあと。

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    日経平均 ; 9369.35 (-190.03
    TOPIX ; 829.51 (-17.46
    JASDAQ ; 47.87 (-0.48
    マザーズ ; 370.56 (-1.32
    ヘラクレス ; 564.33 (-5.50

    昨晩のNY市場はダウ、ナスダック共に反落。ドルが対ユーロで5ヶ月ぶりの安値更新だそうで、ドル独歩安が続いています。為替相場では対円でも1ドル83円台前半までドル安円高が進行。それに合わせて株価が下落するといういつもの流れで、大幅反落となりました。欧州で債務危機がまた騒がれ始めた事で特に金融株が軟調で、8306 三菱UFJフィナンシャルグループが年初来安値を更新したようです。銀行株はいくら安くなっても買う気になれませんけどね。。。

    所有銘柄は下げ優勢(上昇2銘柄、下落5銘柄、変わらず1銘柄)。最近地味に上げていた4290 プレステージ・インターナショナル4779 ソフトブレーンあたりがけっこう下げまして、ちょっと残念な9月の終わり方になりました。どかっと売りが出るわけではなく、閑散の中でのジリ下げなので買いにも入れないし、厳しい環境が続いています。一度、セリング・クライマックスが来ないとダメなんでしょうか。

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    日経平均 ; 9559.38 (+63.62
    TOPIX ; 846.97 (+4.32
    JASDAQ ; 48.35 (+0.17
    マザーズ ; 371.88 (+4.56、2日続伸)
    ヘラクレス ; 569.83 (+7.66

    本日は記録のみ。円がまたジリジリと上がってきてますね。何か米国の景気回復を示す兆候が出てくるまでは、しばらくは介入→円ジリ高→介入→円ジリ高の繰り返しなんでしょうか。今の水準で円を売っておけば、長期的には必ず報われるように思うんですが・・・相場って面白いですね(^^;

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    日経平均63円高、円ジリ高も下値限定的=29日後場
    9月29日(水)15時25分配信 モーニングスター

     
    29日後場の日経平均株価は前日比63円62銭高の9559円38銭と反発。動意の乏しい展開が続いた。円がジリ高で推移したため、上値は重かったが、先物への断続的な買いが支えになり、下値も限定的だった。「年金の買いやら、ヘッジファンドの買いやら、さまざま聞かれたが、基本的にはポジション調整に過ぎない」(中堅証券)との声がある。東証1部の出来高は17億5436万株。売買代金は1兆3466億円。騰落銘柄数は値上がり1275銘柄、値下がり258銘柄、変わらず128銘柄。

     リテラクレア証券・情報部部長の清水洋介氏は「最近は目先の需給要因に動かされている相場が続いている。信用期日も接近しているほか、期末でもあるうえ、追加の金融緩和期待など思惑を呼びやすい。月が明けないことには明確なトレンドは形成できないだろう」と指摘している。「9500-9600円で値固めをしているような形で、こうした流れが続けば、あすもしっかりした展開が期待される。マクロ指標を無視できない環境だが、10月からは企業業績を材料視した相場になる」という。

     業種別では、国際帝石 <1605> 、JX <5020> など石油関連株が堅調。丸紅 <8002> など商社株も買いが優勢となった。住友鉱 <5713> など非鉄金属株も上昇した。郵船 <9101> など海運株もしっかり。最先端DRAM量産が報じられたエルピーダ <6665> などハイテク株も継続物色された。日電硝子 <5214> などガラス株も底堅い。特種東海 <3708> 、王子紙 <3861> などパルプ・紙株も引き締まった。東レ <3402> など繊維株も高い。

     半面、公募増資が報じられた東電 <9501> が急落し、関西電 <9503> 、中部電 <9502> など電力株は軒並み安い。JR東海 <9022> 、JR東日本 <9020> など電鉄株の下げも目立った。個別では、会社更生法を申請した武富士 <8564> (整理)は66円でストップ安配分。「ニンテンドー3DS」の価格と発売日を発表した任天堂 <7974> は急落した。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、28業種が上昇した。

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    日経平均 ; 9495.76 (-107.38
    TOPIX ; 842.65 (-6.65
    JASDAQ ; 48.18 (-0.03、2日続落)
    マザーズ ; 367.32 (+4.32
    ヘラクレス ; 562.17 (-1.65、5日続落)

    昨晩のNY市場はダウ、ナスダック共に反落、高値圏で利益確定売りが優勢となりました。日本市場は今日9月の配当権利落ち日という事もあり、配当分下落してその後横ばいで推移していましたが、後場に入ると更に売りが出て結局配当分+αの下落。引け後に8564 武富士が既報通り会社更生法を申請しましたが、まあ織り込み済でしょうかね。

    所有銘柄は高安まちまち(上昇3銘柄、下落4銘柄、変わらず1銘柄)。昨日提携を発表した2468 フュートレック3823 アクロディア共に寄りは大きく買われたものの、その後は買いが続かずに小幅高で終了。新興全盛期だったら爆上げだったんでしょうけど、今はこういう業績に即直結しないような材料で動く相場ではないですからね~。

    他では、4779 ソフトブレーン8929 船井財産コンサルタンツ8423 フィデックあたりが分厚い蓋をされちゃっていますが、これら小型株の蓋は誰がしてるんでしょうかね!?今の出来高では到底こなせるような物ではなく、出している意味がよく分かりませんが。。。

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    日経平均 ; 9603.14 (+131.47
    TOPIX ; 849.30 (+10.89
    JASDAQ ; 48.21 (-0.07
    マザーズ ; 363.00 (-5.92、3日続落)
    ヘラクレス ; 563.82 (-4.30、4日続落)

    先週末のNY市場は耐久財受注の改善が好感され大幅高で、ダウが4ヶ月ぶりの高値更新!日本市場は朝、消費者金融大手の8564 武富士が会社更生法申請を検討していると報じられ、消費者金融株や銀行株が売られましたが、海外株高を受けて輸出株が堅調で、4日ぶりに反発しました。

    尖閣諸島問題で地政学的リスクが高まっているものの、まだ資金の逃避には即結びついていないという事でしょうか。今日は9月末の配当権利確定日でもあったので、ドレッシング買い的な要素もあったのかもしれませんが。。。尖閣問題では中国に良いようにやられっ放しですが、唯一良かったとすれば『中国はあんな国だ』という事に皆が気付き、チャイナ・リスクという認識が共有された事じゃないでしょうかね。今回の失敗が致命的な物にならないよう、政府関係者には踏ん張って欲しい所です。

    所有銘柄は高安まちまち(上昇2銘柄、下落5銘柄、変わらず1銘柄)。引け後に所有銘柄2468 フュートレック3823 アクロディアとの資本業務提携を発表したようです。うーーーーーん、アクロディアはつい先日子会社で循環取引→過年度決算訂正を発表していたような会社なので、手放しでは喜べませんねえ。まだ投資を始めたばかりという所でもあり、とりあえず明日の株価の反応を見てもう少し考えます。

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    日経平均 ; 9471.67 (-94.65、3日続落)
    TOPIX ; 838.41 (-8.11、3日続落)
    JASDAQ ; 48.28 (+0.09
    マザーズ ; 368.92 (-4.05、2日続落)
    ヘラクレス ; 568.12 (-2.40、3日続落)

    昨晩のNY市場は続落。週間新規失業保険申請数が予想を上回った事で、景気への先行き懸念がまた優勢となりました。上昇するのは金価格ばかり・・・ですね。為替市場で円高が進行し、日経平均も朝から大幅安で推移していましたが、午後に介入の噂で為替が一気に円安に振れた事で株価も急騰しプラス圏に浮上!・・・が、それも長続きせず結局3日続落。やはり根本的に円高の流れが止まらないと厳しいですかね。

    所有銘柄は高安まちまち(上昇5銘柄、下落3銘柄)。今日もあまり目立った動きはありませんでしたが、4290 プレステージ・インターナショナルは今日も上げて6日続伸。こういう出来高は少ないけど上昇している銘柄って、どういう風に見ればいいんでしょうかね(^^; 地味な動きが注目を集めて一気に上昇なんてなると良いんですが。

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    日経平均 ; 9566.32 (-35.79、2日続落)
    TOPIX ; 846.52 (-3.42、2日続落)
    JASDAQ ; 48.19 (-0.21
    マザーズ ; 372.97 (-1.84
    ヘラクレス ; 570.52 (-1.91、2日続落)

    昨晩のNY市場は高安まちまち。FOMCは無事通過したものの、ここの所上昇続きだった事もあり利益確定売りが優勢となり、一気に上昇とはいかなかったようです。日本市場は連休の谷間という事もあり、大きな動きなく2日続落。為替がジリジリとではありますが円高ドル安に振れており、買いが入りづらい状況が続いています。

    所有銘柄は下げ優勢(上昇2銘柄、下落6銘柄)。4290 プレステージ・インターナショナルが本当に地味ーに上がってはいますが、それ以外の銘柄はジリ貧。こういう終わりの見えない下げって精神的にきついですよね・・・。私は2468 フュートレックを少し買い増し。今の所、反転する気配が全く無いので、安いところを少しずつ拾っていきたいと思ってます。

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    日経平均 ; 9602.11 (-23.98
    TOPIX ; 849.94 (-2.15
    JASDAQ ; 48.40 (+0.15、2日続伸)
    マザーズ ; 374.81 (+1.27、2日続伸)
    ヘラクレス ; 572.43 (-1.52

    昨晩のNY市場はダウ、ナスダック共に大幅高、ダウが4ヶ月ぶりに10,700ドル乗せという事で、ドル安が進みながらも株価回復が続いています。日本市場も朝は堅調なスタートでしたが、アジア株の伸び悩みや為替の円高ドル安傾向を受けて後場はマイナスに転落。今晩のFOMC待ちで様子見という側面もあったようですが、じれったい展開でした。

    本日、国土交通省が発表した基準地価で、住宅地が19年連続の下落となったそうです。私は自分で不動産を購入(特にマンション)する事に対しては否定的なんですが、株で資産を形成した暁には不動産への分散も必要だろうという事で(取らぬ狸の・・・)、興味だけはあります。19年連続という数字を見ると、そろそろかな・・・という感じがしますね。

    所有銘柄は下げ優勢(上昇2銘柄、下落4銘柄、変わらず2銘柄)。先週から資産が1%以上動く日が1日もなく、完全に凪の状態です。手元のキャッシュが豊富なので色々な銘柄に目を光らせていますが、本当はこんな時は下手に動かずに自分の好きな事でもやっていた方が良いんでしょうね(^^;

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    前週の米雇用統計を無事通過した事で月曜日は買いで始まりましたが、WSJが欧州銀行のストレステスト結果に疑問を呈した事で海外株式が崩れ、為替市場で円高が進行し週中に大きく下落。その後はやや持ち直したものの翌週の民主党代表選待ちで様子見気分が強かった9月第2週(9/6~9/10)のデータです。

    【東証一部】(日経平均株価 9/3:9114.13→9/10:9239.17)

    証自(28%) 買;1兆6341億     売;1兆4947億    差引;+1394億
    法人(8%)     買;4730億           売;4354億          差引;+377億
    個人(14%) 買;7267億           売;8535億          差引;-1269億
    外人(49%) 買;2兆7162億     売;2兆7561億    差引;-399億
    証委(2%)   買;855億             売;914億            差引;-59億
    合計(100%) 買;5兆6355億     売;5兆6311億    差引;+44億

    【ジャスダック】(ジャスダック指数 9/3:47.88→9/10:48.19)

    証自(8%)     買;43億              売;40億             差引;+3億
    法人(8%)     買;39億              売;48億             差引;-9億
    個人(55%)   買;280億            売;295億           差引;-15億
    外人(19%)   買;108億            売;87億             差引;+21億
    証委(9%)     買;49億              売;48億             差引;+1億
    合計(100%) 買;519億            売;518億           差引;+1億

    まずは東証一部。証券会社が買い転換したものの、外人が売り転換してしまい相変わらず大人勢が割れている状況。その他主体も法人が買い転換、個人が売り転換で先週と真逆になりました。

    続いてジャスダック。売買金額は引き続き1,000億円水準を維持。個人が売り越し、外人が買い越しという構図は変わらず・・・で前週からあまり変化なしという印象です。

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    毎日jpのニュースより、以下抜粋。

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    クローズアップ2010:6年半ぶり、円売り介入 市場と神経戦続く

     政府・日銀による6年半ぶりの為替介入は、一時1ドル=82円台に突入した円高をいったん押し戻した。だが、円急伸の背景にある米欧の景気減速懸念が薄らいだわけではなく、単独介入でこのまま円高圧力を抑え続けられるかは未知数。今回の介入を事実上黙認した米欧諸国も景気下支えのため自国通貨安を志向していることに加え、中国に為替相場の柔軟化を求めているだけに、介入が長期化すれば日本への風当たりを強める可能性がある。【大久保渉、ワシントン斉藤信宏】

    ◇投機筋、再度円買いも

     介入に慎重とみられていた菅政権が一転して、大規模な円売り介入に踏み切ったことで、市場には「追加的な介入警戒感が強まり、一時的ではあろうが、円高の足止め効果が発揮される」(第一生命経済研究所の熊野英生氏)との見方が広がった。「介入はない」と高をくくっていた市場を急襲するサプライズ作戦が功を奏した。

     だが、今回の円高・ドル安は、日本経済の実力を評価した結果ではなく、米国経済の減速懸念など海外要因で引き起こされている。米連邦準備制度理事会(FRB)が追加の金融緩和策を示唆している上、今月上旬には「一部、欧州金融機関の財務内容の情報開示が不十分」との信用不安も浮上。「自国通貨を売り、消去法的に円を買うという米欧諸国からの圧力は当面続く」(アナリスト)との見方が支配的だ。

     欧米経済の先行き不安を示す材料がさらに出れば、投資家がリスク回避姿勢を強め、再びドル・ユーロ売り、円買いに走るのは避けられそうにない。野村証券金融経済研究所の木内登英氏は「FRBが21日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で積極的な金融緩和姿勢を打ち出せば、今回の防衛ラインになった83円を再び超える可能性もある。その場合、介入効果の寿命はわずか1週間、よく持って2カ月程度」と指摘する。

     政府の介入姿勢を試すため、投機筋がもう一度円買いを仕掛ける可能性もあり、政府・日銀は引き続き「マーケットの動向を注視しながら、必要な時には介入も含め断固たる措置をとる」方針。だが、市場の意表をつくサプライズ作戦は、何度も使えるわけではない。成功したとされる今回の介入でも「1ドル=87円程度までしか円安に戻らない」(木内氏)と見られ、多くの輸出企業が想定する1ドル=90円程度に届く勢いはない。市場では「単独介入の限界が露呈する前に、構造的な円高圧力に対抗するための金融・経済対策を政府・日銀は打ち出す必要がある」(大手証券アナリスト)との声が出ている。

    ◇「通貨安競争」 各国協調困難に

     野田佳彦財務相は15日の会見で「必要な関係当局と緊密な連携を取っている」と述べ、介入に海外当局の理解を得たことを強調した。日本の介入について米財務省高官は「コメントを控える」と静観の構え。欧州中央銀行(ECB)もコメントを控えたとダウ・ジョーンズ通信が伝えた。

     だが、日米欧の協調介入はユーロ急落に対応した00年のユーロ買いが最後。それ以来米欧は単独介入を控えており、日本が04年まで円高阻止のための単独介入を繰り返し、今回介入を再開したのとは対照的だ。

     米国では「為替相場の形成は市場に委ねるべきだ」との考え方が支配的。さらに08年のリーマン・ショックから徐々に回復してきた米国経済は雇用改善の遅れなどで先行きに不安が広がっており、米当局は輸出拡大に有利なドル安を容認しているとみられている。

     ギリシャ危機に襲われた欧州も緊縮財政路線にカジを切り、ユーロ安による輸出増を景気回復のてこにしたい考え。「今はまさに通貨安競争」(日本の金融当局幹部)に突入しており、国際的な協調体制の構築は難しくなっているのが実情だ。

     さらに米国が神経をとがらせているのが中国・人民元の問題だ。中国が6月に人民元の弾力化を表明した後も、米国では「中国が相場を操作しており、人民元上昇のペースは鈍い」との不満が渦巻く。人民元は15日、終値で3日連続で最高値を更新したが、「米議会が15、16日開く人民元問題の公聴会を控え目先の批判をかわす狙い」(米エコノミスト)との見方が根強い。

     米政府は先進各国が足並みをそろえて中国に人民元切り上げ圧力をかけたい考えだが、日本の介入は中国に「日本も為替を人為的に動かしている」と反論の機会を与えることになりかねない。米国では中間選挙が11月に迫っており、日本の介入が大規模・長期化すれば、支持率が低迷するオバマ政権が中国だけでなく日本にも批判的な視線を向ける可能性は否定できない。

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    株式市場にとっては今週一番のニュースであろう、6年半ぶりの円売り介入。投機筋の機先を制し、彼らのドル売り円買いの仕掛けを止めたという意味で、一定の成果はあったようですが。記事にもある通り、構造的な円高問題が解決したわけではないので、まだもう一波乱あるかもしれませんね。


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