2011年3月(2/28~4/1)の月間売買状況のデータです。リビア情勢緊迫化に端を発する原油価格上昇により、景気後退の懸念が高まって月前半は上値が重くジリ下げ。そして、3/11の東日本大震災の発生により、世界的に株式市場が大幅下落。その後、パニック売りが落ち着くと一斉に反発が始まりましたが、回復基調を強める海外市場に対し、日本市場は震災と原発事故の影響長期化が懸念され、反発一巡後は停滞感の強い相場になりました。
【東証一部】(日経平均株価 2/25:10526.76→4/1:9708.39)
証自(18%) 買;7兆8737億 売;9兆2045億 差引;-1兆3308億
法人(8%) 買;3兆5182億 売;3兆7842億 差引;-2660億
個人(16%) 買;7兆8656億 売;7兆6592億 差引;+2064億
外人(57%) 買;27兆3604億 売;25兆9996億 差引;+1兆3609億
証委(1%) 買;5770億 売;5584億 差引;+186億
合計(100%) 買;47兆1950億 売;47兆2059億 差引;-109億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 2/25:1325.05→4/1:1232.13)
証自(5%) 買;306億 売;326億 差引;-20億
法人(7%) 買;501億 売;383億 差引;+118億
個人(62%) 買;3692億 売;3899億 差引;-208億
外人(20%) 買;1268億 売;1138億 差引;+130億
証委(6%) 買;367億 売;379億 差引;-13億
合計(100%) 買;6134億 売;6125億 差引;+8億
まずは東証一部。震災後に大きく売買が膨らんだため、売買金額は大きく増加!震災後に大きく売っていた国内証券会社が大幅売り越し、震災後も買いの手が止まなかった外人が大幅買い越し。他は法人が売り越し継続、個人が買い越しに転換しました。震災後に売っているのが国内勢というのが、ちょっと残念ですよねえ。
続いてジャスダック。こちらは震災後に個人の投げ売りが出た事もあり、個人が大幅に売り越し。その分は、前月は売り越しだった法人が買いに回り、外人と共に大幅買い越し。投資信託は60億の買い越し、信託銀行が50億の買い越しという事で、2月、3月だけを見ると、彼らはかなりトレードがうまいですね(^^;
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