2011年7月(7/4~7/29)の月間売買状況のデータです。月序盤は前月後半の上昇の流れそのままに堅調にスタートしましたが、その後は悪材料(米国の6月の雇用統計が予想外に悪化、欧州の債務危機拡大の懸念、米債務上限引き上げ問題)、好材料(4-6月期決算の好調、ユーロ諸国が第二次ギリシャ懸念で合意)の間で綱引きが続きました。
【東証一部】(日経平均株価 7/1:9868.07→7/29:9833.03)
証自(21%) 買;4兆6059億 売;4兆4994億 差引;+1064億
法人(9%) 買;1兆9170億 売;2兆1354億 差引;-2184億
個人(17%) 買;3兆7330億 売;3兆7676億 差引;-345億
外人(52%) 買;11兆4364億 売;11兆2718億 差引;+1645億
証委(2%) 買;3356億 売;3318億 差引;+38億
合計(100%)買;22兆279億 売;22兆60億 差引;+218億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 7/1:1259.12→7/29:1267.50)
証自(5%) 買;212億 売;234億 差引;-21億
法人(6%) 買;263億 売;290億 差引;-27億
個人(64%) 買;2965億 売;2981億 差引;-17億
外人(17%) 買;828億 売;767億 差引;+60億
証委(8%) 買;368億 売;370億 差引;-2億
合計(100%) 買;4634億 売;4641億 差引;-7億
まずは東証一部。外人の買い越しは止まらず11ヶ月連続の買い越し、そして証券会社が8ヶ月ぶりに買い越しに転換し、久々に大人勢が揃って買い越しとなりました。そして法人が早々にまた売り越しに転換、個人が2ヶ月連続の売り越し。「証券会社、外人の買い」VS「法人、個人の売り」という構図は、過去上昇相場時によく見られましたけど、この月はあまりそんな感じはしませんでしたけどね。
続いてジャスダック。こちらは、外人が買い越しに転換、そして個人が売り越しに転換し、また外人の買いVS国内勢の売りという構図に戻りました。個人は買い越しの週の方が多かったんですが、結局金額では売り越しですか、二ヶ月連続で買い越しならトレンド転換か!?って話もあったんでしょうけどね。また振り出しに戻ったという感じです。
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