2012年10月(10/1~11/2)の月間売買状況のデータです。9月の雇用統計で失業率が大幅改善した事で、ダウが4年9ヶ月ぶりの高値をするなど米国株は好調でしたが、日本市場は反応鈍く低迷。いつもの通り下げには付き合って2週目に一時8,500円台まで下落したものの、追加緩和への期待から為替が円安に振れた事で上昇に転じ、翌週3週目には9,000円台へ。最終週には米国にハリケーン「サンディ」が来襲、日銀の金融政策決定会合で追加金融緩和が発表、シャープやパナソニックが大幅赤字決算を発表と色々ありましたが、翌週の米大統領選挙を前に何とか9,000円台をキープしました。
【東証一部】(日経平均株価 9/28:8870.16→11/2:9051.22)
証自(17%) 買;4兆6030億 売;4兆5838億 差引;+192億
法人(8%) 買;2兆3424億 売;2兆2061億 差引;+1362億
個人(15%) 買;3兆7607億 売;4兆612億 差引;-3006億
外人(58%) 買;15兆7365億 売;15兆5699億 差引;+1666億
証委(2%) 買;4084億 売;4196億 差引;-113億
合計(100%)買;26兆8508億 売;26兆8407億 差引;+102億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 9/28:1315.71→11/2:1352.45)
証自(6%) 買;303億 売;248億 差引;+55億
法人(6%) 買;250億 売;336億 差引;-86億
個人(60%) 買;3000億 売;2940億 差引;+60億
外人(21%) 買;1019億 売;1054億 差引;-35億
証委(7%) 買;336億 売;337億 差引;-1億
合計(100%) 買;4908億 売;4914億 差引;-7億
まずは東証一部。前月久々に買い越しに転じた証券会社が3ヶ月連続の買い越し、そして外人が実に6ヶ月ぶりの買い越し転換で大人勢が久々の買い越し揃い踏み!法人が買い越しに転換し、売りは3ヶ月連続の個人のみとなりました。外人の買い転換が相場の転換点となるか、11月の動向が重要ですね。
続いてジャスダック。9月は国内勢の売りVS外人の買いでしたが、証券会社と個人が買い越しに転換、外人が売り越しに転換。結局、3月、9月と主体別動向が同じだったのは何か期末特有の事情があったという事なんですかね~。今月は主体別動向は変わりましたけど、相場全体は好調で指数も上がりましたし、証券会社、個人という国内勢主体の買いでも指数が上がる事があるんだなと認識を新たにしました。
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