2012年4月(4/2~4/27)の月間売買状況のデータです。月初に米FOMCの議事録で追加金融緩和への期待が後退してガクっと下げたのを皮切りに、3月の雇用統計も冴えず月前半からずるずると下落。決算発表は強弱まちまちで一旦下げ止まりましたが、欧州で財政緊縮路線からの揺り戻しが見られるなど、先行きへの不透明感が強まった一ヶ月でした。
【東証一部】(日経平均株価 3/30:10083.56→4/27:9520.89)
証自(20%) 買;4兆5834億 売;5兆96億 差引;-4261億
法人(8%) 買;1兆8827億 売;1兆8356億 差引;+470億
個人(15%) 買;3兆8195億 売;3兆5604億 差引;+2591億
外人(55%) 買;13兆2896億 売;13兆2150億 差引;+746億
証委(1%) 買;3554億 売;3416億 差引;+138億
合計(100%)買;23兆9306億 売;23兆9622億 差引;-316億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 3/30:1370.66→4/27:1390.36)
証自(7%) 買;303億 売;307億 差引;-4億
法人(7%) 買;313億 売;307億 差引;+6億
個人(61%) 買;2600億 売;2743億 差引;-143億
外人(18%) 買;881億 売;736億 差引;+145億
証委(7%) 買;288億 売;292億 差引;-5億
合計(100%) 買;4385億 売;4385億 差引;-1億
まずは東証一部。証券会社が4ヶ月ぶりに売り越しに転換し、他の主体は皆買い越しですので、下げの主導は証券会社だったという事ですか。加えて言うと、まだ外人は売ってきていなかったわけで、本格的な下落相場ではなかったという事ですね。法人と個人は4ヶ月ぶりの買い越し転換、外人は4ヶ月連続の買い越しでした。
続いてジャスダック。こちらは法人が小幅買い越しに転換した他は売買動向は変わらず。外人が引き続き大幅買い越しで、新興が強かった理由はこれですね。一方で証券会社と個人は2ヶ月連続の売り越し、東証一部は流れに一部変化がありましたが、ジャスダックは3月と傾向は変わらずでした。
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