2013年9月(9/2~9/27)の月間売買状況のデータです。閑散相場の中で一気に下げた8月の相場から一転、4週連続で上昇し日経平均はこの1ヶ月で1300円超上昇。8月下落の要因ともなっていたシリア情勢の鎮静化、そして一番の好材料だった2020年の東京オリンピック開催決定、短期材料にはなってしまいましたがFOMCの緩和縮小見送りのサプライズなど、材料には事欠かない1ヶ月でした。
【東証一部】(日経平均株価 8/30:13388.86→9/27:14760.07)
証自(13%) 買;5兆5541億 売;5兆6億 差引;+5535億
法人(7%) 買;2兆4988億 売;2兆6698億 差引;-1709億
個人(24%) 買;9兆202億 売;10兆1148億 差引;-1兆946億
外人(53%) 買;21兆3998億 売;20兆6218億 差引;+7780億
証委(2%) 買;8596億 売;8823億 差引;-228億
合計(100%)買;39兆3325億 売;39兆2893億 差引;+432億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 8/30:1746.16→9/27:1897.70)
証自(3%) 買;421億 売;467億 差引;-46億
法人(3%) 買;495億 売;465億 差引;+30億
個人(73%) 買;1兆1477億 売;1兆1678億 差引;-201億
外人(16%) 買;2598億 売;2399億 差引;+199億
証委(5%) 買;817億 売;815億 差引;+2億
合計(100%) 買;1兆5809億 売;1兆5824億 差引;-15億
まずは東証一部。8月は揃って売りに回っていた証券会社と外人の大人勢が買い越し転換、しかも金額的にも大幅買い越しという事で、上昇したのも納得という感じですね。その分を大幅に売り越しているのは個人、1兆円を超える大規模な売り越しになっています。法人も小幅ながら売り越し転換で、8月とは真逆の大人勢の買いVS子供勢の売りという売買動向でした。
続いてジャスダック。証券会社(6ヶ月連続)と個人(3ヶ月連続)が売り越し継続、法人(3ヶ月連続)と外人(11ヶ月連続)が買い越し継続で、これで3ヶ月変わらず。外人は11ヶ月連続の買い越しで、しかも買い越し金額もそこそこなので、出来高がそこまで増えない中でも指数や一部の株が上がっているのは、この買いが効いていると思われます。
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