2014年11月(11/4~11/28)の月間売買状況のデータです。月前半は10月末の日銀のサプライズ緩和をきっかけとした買いが継続し、日経平均は一気に2007年10月以来の17,400円台まで上昇。7-9月期のGDP速報値が予想外のマイナス成長となり、冷やっとする下げ局面もありましたが、すぐに反発して月末まで高値圏を維持しました。
【東証一部】(日経平均株価 10/31:16413.75→11/28:17459.85)
証自(14%) 買;8兆1798億 売;7兆2043億 差引;+9756億
法人(8%) 買;4兆3781億 売;4兆4167億 差引;-386億
個人(17%) 買;8兆6407億 売;10兆6292億 差引;-1兆9886億
外人(59%) 買;33兆4217億 売;32兆1611億 差引;+1兆2606億
証委(1%) 買;5622億 売;7252億 差引;-1630億
合計(100%)買;55兆1826億 売;55兆1365億 差引;+461億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 10/31:2260.23→11/28:2359.52)
証自(3%) 買;349億 売;379億 差引;-30億
法人(4%) 買;491億 売;465億 差引;+27億
個人(65%) 買;8395億 売;8421億 差引;-26億
外人(25%) 買;3262億 売;3241億 差引;+21億
証委(3%) 買;444億 売;443億 差引;+0.4億
合計(100%) 買;1兆2941億 売;1兆2949億 差引;-8億
まずは東証一部。証券会社と外人が揃って買い越しに転換。しかも両者とも1兆円に迫る大量の買い越し。日銀のサプライズ緩和を受け、大人勢が大量に買い越してきた事で上昇につながったという結果が顕著に出ていますね。一方で法人と個人の子供勢が揃って売り越しに転換・・・とは言え、金額ベースで見るとほぼ個人が単独で売り越しですね。2兆円近い、とんでもない売り越し金額になっています。
続いてジャスダック。個人が6ヶ月ぶりに売り越しに転換、外人が5ヶ月ぶりに買い越しに転換し、久々にトレンドに変化がありました。ただ売買金額があまり盛り上がっていない状況でもあり、12月以降も見てみないと何とも・・・という感じですね。その他の主体は、前月20ヶ月ぶりに買い転換した証券会社が早々に売り越しに転換、法人は3ヶ月連続の買い越しでした。
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