2014年10月(9/29~10/31)の月間売買状況のデータです。香港での民主化デモ拡大、ドイツやアメリカの各種指標の悪化、IMFの世界経済の成長予測の下方修正、ハイイールド債券市場の下落など、悪材料がいくつも重なる中でリスクオフの流れとなり、日経平均は16,000円台から一気に14,500円台まで急落。が、月末に日銀がサプライズの追加金融緩和を発表すると一転急騰!終わってみれば月足はプラスになっているという激しい相場展開になりました。
【東証一部】(日経平均株価 9/26:16229.86→10/31:16413.75)
証自(14%) 買;7兆7997億 売;8兆6444億 差引;-8447億
法人(7%) 買;4兆6994億 売;3兆6089億 差引;+1兆905億
個人(16%) 買;9兆2875億 売;9兆1559億 差引;+1316億
外人(62%) 買;36兆3877億 売;36兆7386億 差引;-3509億
証委(1%) 買;6525億 売;6487億 差引;+39億
合計(100%)買;58兆8269億 売;58兆7965億 差引;+304億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 9/26:2339.58→10/31:2260.23)
証自(2%) 買;362億 売;331億 差引;+31億
法人(3%) 買;546億 売;469億 差引;+77億
個人(66%) 買;1兆547億 売;1兆502億 差引;+45億
外人(25%) 買;3968億 売;4146億 差引;-177億
証委(4%) 買;610億 売;603億 差引;+8億
合計(100%) 買;1兆6034億 売;1兆6050億 差引;-16億
まずは東証一部。証券会社と外人が揃って売り越しに転換。最終週に買い戻しがありましたけど、月前半はずっと売っていたので、こんな物かなと思います。一方で、法人と個人は買い越しに転換。個人は7ヶ月ぶりの買い越しという事で、下落相場で久々に個人の出番が来たという感じでしょうか。
続いてジャスダック。こちらは証券会社が実に20ヶ月ぶりの買い越し転換!法人も買い越しに転換し、個人が5ヶ月連続の買い越しで国内勢が揃って買い越し。一方で外人が4ヶ月連続の売り越しで、国内勢の買い VS 外人の売りでした。証券会社の買い転換というサプライズ(?)はあったものの、引き続き個人買い、外人売りのトレンドが継続してます。
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