投資部門別売買状況（2012年3月1週） ≫2012.03.18 [Sun]

週中に中国の2012年経済成長率引き下げや、ギリシャの債務借り替えの見通しの悪化などでNYダウが今年一番の下げ幅を記録してひやっとする場面はありましたが、日本市場は投資家の押し目買い意欲が旺盛で下げは限定的で、逆に木金の上昇で金曜日の日中に一時10,000円台を回復するなど、強い相場が継続していた3月1週（3/5～3/9）のデータです。

【東証一部】（日経平均株価　3/2：9777.03→3/9：9929.74）

証自（22％）  買；1兆8064億 売；1兆6523億 差引；＋1541億
法人（9％）    買；6335億      売；7454億      差引；－1118億
個人（15％）  買；1兆1267億 売；1兆2054億 差引；－787億
外人（54％）  買；4兆3119億 売；4兆2728億 差引；＋391億
証委（1％）    買；993億        売；1047億      差引；－54億
合計（100%） 買；7兆9778億 売；7兆9806億 差引；－28億

【ジャスダック】（ジャスダック指数　3/2：1312.31→3/9：1330.53）

証自（5％）   買；54億      売；56億    差引；－2億
法人（8％）   買；93億      売；76億    差引；＋17億
個人（62％） 買；651億     売；673億   差引；－22億
外人（19％） 買；205億     売；199億   差引；＋6億
証委（7％）   買；72億       売；72億    差引；＋0.2億
合計（100%）買；1076億   売；1076億  差引；－1億

まずは東証一部。3月第1週も2月からの流れが継続。証券会社と外人は8週連続の買い越し継続、外人はこれで11週連続の買い越し。法人と個人は8週連続の売り越し、個人が11週連続の売り越しでした。買い越し、売り越し額はかなり小さくなりましたが、流れは変わりつつあるんでしょうか。

続いてジャスダック。法人と外人が3週連続の買い越し、証券会社と個人が3週連続の売り越し、こちらは新たに流れが出来つつあるような感じでしょうか。最近ジャスダックや東証二部など小型の堅調ぶりが目立っていますが、法人と外人の買い・・・って事なんでしょうか。次週以降も主体の入れ替わりがあるかないか、注目ですね。