2012年11月(11/5~11/30)の月間売買状況のデータです。7日夜の米大統領選挙の結果、議会とのねじれ状態が継続する事が確定し、来年の「財政の崖」への懸念の高まりから米国株が下落。日本市場も一緒に連れ安していましたが、翌週14日の水曜日に週末にも衆院解散と伝えられると、追加緩和を主張する自民党政権が誕生するとの思惑から円安&株高へトレンド転換し、日経平均は2週間で400円超上昇しました。
【東証一部】(日経平均株価 11/2:9051.22→11/30:9446.01)
証自(17%) 買;3兆7301億 売;3兆6620億 差引;+681億
法人(9%) 買;1兆8690億 売;1兆9592億 差引;-902億
個人(17%) 買;3兆4625億 売;3兆8839億 差引;-4214億
外人(56%) 買;12兆6198億 売;12兆1302億 差引;+4896億
証委(2%) 買;3691億 売;3930億 差引;-238億
合計(100%)買;22兆504億 売;22兆282億 差引;+222億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 11/2:1352.45→11/30:1367.90)
証自(5%) 買;232億 売;259億 差引;-27億
法人(7%) 買;362億 売;337億 差引;+25億
個人(61%) 買;2968億 売;2985億 差引;-17億
外人(20%) 買;961億 売;942億 差引;+19億
証委(7%) 買;320億 売;320億 差引;-1億
合計(100%) 買;4843億 売;4843億 差引;-0.4億
まずは東証一部。証券会社と外人が2ヶ月連続の買い越し、法人が売り越しに転換して、個人は4ヶ月連続の売り越し。衆院解散報道後は大人勢の買いVS子供勢の売りという構図でしたが、それがそのまま11月の売買動向に出ましたね。とりあえず、上昇トレンド継続という事で、良いんじゃないでしょうか。
続いてジャスダック。証券会社と個人が売り越しに転換、法人と外人が買い越しに転換、10月と売り買いの主体が完全に入れ替わりました。10月はけっこう売り越し、買い越し金額が大きかったので、その反動という見方もありますが、指数は10月も11月も上がっており、ジャスダックはトレンドが掴みづらいですね。
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