2012年2月(1/30~3/2)の月間売買状況のデータです。この1ヶ月はとにかく好調で日経平均もジャスダック平均も大幅上昇。外的要因としては、米国で1月の雇用統計が大幅に改善し景気への懸念が後退、加えてギリシャでは財政改革法案が可決されてユーロ圏諸国による第二次支援が決定し、欧州の信用不安も一旦は解消。国内要因としては、日銀による追加金融緩和とインフレターゲット1%の設定というサプライズがあり、為替市場で円安が進行し輸出関連を中心に業績回復期待が高まる、といった所ですかね。この内外の要因で出遅れていた日本株が買われたというのが、2月だったかと思います。
【東証一部】(日経平均株価 1/27:8841.22→3/2:9777.03)
証自(18%) 買;6兆1899億 売;5兆8427億 差引;+3472億
法人(9%) 買;2兆7835億 売;3兆2973億 差引;-5138億
個人(19%) 買;6兆2031億 売;6兆5753億 差引;-3722億
外人(53%) 買;18兆6636億 売;18兆1043億 差引;+5593億
証委(2%) 買;5628億 売;5833億 差引;-205億
合計(100%)買;34兆4029億 売;34兆4029億 差引;-0.02億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 1/27:1221.14→3/2:1312.31)
証自(7%) 買;363億 売;385億 差引;-22億
法人(9%) 買;525億 売;454億 差引;+71億
個人(57%) 買;3114億 売;3191億 差引;-77億
外人(21%) 買;1196億 売;1171億 差引;+25億
証委(6%) 買;324億 売;322億 差引;+2億
合計(100%) 買;5522億 売;5523億 差引;-1億
まずは東証一部。2月の主体別動向は5週とも売り買いが変わりませんでしたので、ある意味当然の結果ではありますが、証券会社と外人の大人勢が2ヶ月連続の買い越し、法人と個人の子供勢が2ヶ月連続の売り越しでした。相場が活況だった事もあって売買金額が大きく増えた事と、大人勢の買いが相場を支えたという点がポイントですかね
続いてジャスダック。こちらも売買金額が大きく増えたのは東証一部と同じですが、こちらは売買動向は1月からガラッと入れ替わりまして、証券会社と個人が売り越しに転換、法人と外人が買い越しに転換しました。分かり易い売買動向の東証一部と比べると、こちらは誰が相場の好調を支えているのか分かりづらいです。とりあえず、もう少し売買動向を追っていくしかないですかね。。。
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