2012年3月(3/5~3/30)の月間売買状況のデータです。月前半は2月からの円安株高の流れが継続し、為替はドル円が84円台へ、そして日経平均は昨年7月以来の10,000円台へと上昇しましたが、逆に月後半は中国の製造業景況指数の低下を皮切りに、冴えない指標が続いたため足踏み状態が続きました。しばらく日柄調整して再度上を目指すのか、このまま本格的な調整・反落相場になってしまうのか、どちらかと言うと後者っぽい少々不安の残る終わり方でした。
【東証一部】(日経平均株価 3/2:9777.03→3/30:10083.56)
証自(20%) 買;5兆7637億 売;5兆2908億 差引;+4729億
法人(9%) 買;2兆412億 売;2兆7732億 差引;-7321億
個人(17%) 買;4兆6684億 売;4兆6388億 差引;+296億
外人(53%) 買;14兆6413億 売;14兆4215億 差引;+2198億
証委(1%) 買;3966億 売;3963億 差引;+3億
合計(100%)買;27兆5111億 売;27兆5206億 差引;-95億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 3/2:1312.31→3/30:1370.66)
証自(6%) 買;243億 売;278億 差引;-35億
法人(7%) 買;289億 売;297億 差引;-8億
個人(63%) 買;2761億 売;2878億 差引;-116億
外人(17%) 買;851億 売;691億 差引;+160億
証委(7%) 買;316億 売;317億 差引;-1億
合計(100%) 買;4460億 売;4460億 差引;+1億
まずは東証一部。3月も基本は大人勢VS子供勢だったと思っていたので、個人の買い越し転換はちょっと意外でしたが・・・、証券会社と外人は3ヶ月連続の買い越し、法人は3ヶ月連続の売り越し。ちょっと後半は雲行きの怪しくなってきた3月でしたが、売買のトレンドには変化はありませんでした。
続いてジャスダック。こちらは国内勢VS外人という週次の売買動向そのままの結果ですね。名物爺さん(?)も登場して相場が賑わった3月でしたが、とりあえず外人の買いが上昇相場を作ったという事のようです。新興は個人が買って盛り上がる物だと思ってるんですけど(事実シェアは増えてますが)、過去の祭りの時の売買動向を見ても、結局外人が買うかどうか次第なんですよね。彼らが儲かっているのかどうかはよく分からんのですが、4月も外人の動向に注目という事だと思います。
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