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直感重視の素人投資家、天地人の株日記です。株や経済に関するネタを中心に書いていく予定です。
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    所有銘柄の決算発表、続いては昨日発表になった8929 船井財産コンサルタンツの通期決算を見ていきます(→リンク)。

    2008通       営収;153億 営利;18億 経利;9億     当期利;0.4億
    2009通(予想) 営収;123億   営利;7億   経利;4億   当期利;4億
    2007通(前年) 営収;179億 営利;30億 経利;26億 当期利;15億

    今期の業績はほぼ先日発表された修正業績予想の水準で着地。今期の予想については、財産コンサルティング収益が前期比1.9%減、不動産取引収益が前期比25.6%減を見込んでいるという事で、トータルで営業収益が19.3%減、営業利益が62.5%減の大幅減収減益予想となっていますが、今の不動産市況を勘案すれば黒字予想となっているだけで十分でしょう。

    また、今期の配当予想ですが、業績予想の達成を前提に年間1500円の配当を維持する方針だそうです(現在の株価水準で配当利回り約7.5%!)。役員持株会の発足も発表されましたし、低迷する株価への対策としては十分の内容じゃないでしょうか。

    後は業績予想をどれだけ信用できるかという事になるのでしょうが、不動産取引収益もかなり保守的に見積もっているので、堅めに見ているものと思います(下期偏重の予想になっているので、上期の間は分からないんでしょうけどね^^)。今の株価水準が続くようならガンガン買い増していきたいです。

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    Yahoo!ニュースより以下抜粋。

    -------------------------------

    382ドル安=金融対策失望、2カ月半ぶり低水準〔米株式〕(10日)☆差替
    2月11日1時0分配信 時事通信

     【ニューヨーク10日時事】10日のニューヨーク株式相場は、米政府が正式発表した金融システム安定化策が具体性に乏しかったために大きな失望感が広がり、急落した。ダウ工業株30種平均は全面安となり、前日終値比381.99ドル安の7888.88ドルと昨年11月20日以来、約2カ月半ぶりの安値で終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は66.83ポイント安の1524.73で引けた。

     ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比4億9965万株増の17億5722万株。

     ガイトナー米財務長官は同日午前、包括的な金融システム安定化策を発表。金融機関が抱える不良資産を買い取るため、最大1兆円規模の官民共同基金を創設することや、経営不振に陥った金融機関への公的資金注入の継続などの措置を打ち出した。

     しかし、発表内容は事前に報道されていた範囲にとどまり、ガイトナー長官も記者会見で質問を受け付けなかった。このため、市場には「基金の規模や仕組みなど具体的な計画がまったく分からない」(中堅証券)との失望が広がった。

     また、オバマ政権が今週末をめどに成立を目指している景気対策法案は、米上院で可決されたものの、中身が異なる法案を可決した下院との協議が必要。このため、実行までには曲折が予想されるために売り材料視され、ダウは一時、同422ドル安まで値を下げた。(続)

    -------------------------------

    金融安定化法案の内容や採決の行方を巡り不安定な相場が続いていましたが、久々の急落。去年の乱高下を見てきたせいもあって400ドル安程度じゃ大した事ない下げに見えてしまうわけですが(^^;、率で見れば5%以上下げているわけで・・・日本市場は今日休みで良かったですね。こうした市場からの催促を受けつつ、景気対策は着実に進んでいるという印象なのですが(どちらかと言うと欧州が心配ですよね)、記事にもある今週末の景気対策法案の行方は要注目ですね。

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    2009年1月(1/5~1/30)の月間売買状況のデータです。年末からの反発の流れを受けて上昇したのは最初の週だけ。オバマ大統領の就任前あたりから、ご祝儀相場の無かった就任後まで、金融不安再燃で弱気な相場が続きました。

    【東証一部】(日経平均株価 12/30;8859.56→1/30;7994.05)

    証自(27%)  買;6兆1838億     売;6兆8432億     差引;-6593億
    法人(11%)  買;2兆9524億     売;1兆9772億     差引;+9752億
    個人(20%)  買;5兆899億       売;4兆7075億     差引;+3824億
    外人(39%)  買;9兆117億       売;9兆7728億     差引;-7611億
    証委(2%)    買;4903億           売;4593億           差引;+309億
    合計(100%) 買;23兆7281億   売;23兆7600億   差引;-319億

    【ジャスダック】(ジャスダック指数 12/30;48.20→1/30;43.95)

    証自(13%)   買;158億            売;200億             差引;-42億
    法人(17%) 買;283億            売;270億             差引;+12億
    個人(47%) 買;744億            売;707億             差引;+37億
    外人(22%) 買;335億            売;339億             差引;-4億
    証委(2%)   買;35億              売;36億               差引;-0.2億
    合計(100%) 買;1554億          売;1552億           差引;+3億

    まずは東証一部。週次の情報から推測はできた事ですが、証券会社と外人が大幅に売り越し、典型的な売り込まれる時の形でしたね。個人と法人が買い越し、信託銀行が8920億の大幅買い越し、年金マネーが相変わらず健在でした。

    続いてジャスダック。売買代金が12月から更に2割減。前年1月と比較しても半分以下の水準になっています。閑散の極地まで来たという事なのか、2月以降更に減ってしまうのか、どうなりますか。個人がほぼ1年ぶりの買い越し、証券会社がやや売り越し、買い越し常連の法人は、信託銀行が77億買い越しでしたが、その他金融の70億売り越しが効いて小幅買い越しに留まりました。

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    一昨日発表された所有銘柄2400 メッセージの3Q決算を見て行きます。(→リンク)合わせて配当予想の修正(=減配)が発表されました(→リンク)。

    20093Q        売上;199億  営利;29億   経利;28億  当期純利;15億
    2009通(予想)  売上;272億  営利;39億   経利;38億  当期純利;20億
    20083Q(前年) 売上;171億  営利;30億   経利;29億  当期純利;16億 

    前年同期比で売上は16.4%増、営業利益は3.0%減。中間決算時点よりも収支は改善した印象ですが、それでも当初の業績予想には届かないという事で、業績予想を売上、利益共に下方修正してきました。3Q時点での業績を見る限りでは、今回の修正予想は堅い数字に見えますので、通期では前年比で売上増、利益横ばいという事になりそうです。

    B/Sの方はと言うと、長期借入金が中間時点の14億円から更に増えて40億円に増加、引き続き物件取得を積極的に行っているようです。自己資本比率はまだ63%ありますので財務面ではまだまだ余裕がありますが、引き続きチェックしておくべきポイントですね。

    株価は下方修正を受けて朝は売り込まれましたが、午後に入って反発。私は今日も換金のために少し売ってしまい、実はもうほとんど持っていません(^^; 他の銘柄が大変な事になっているので近々に全部手放すかもしれませんので、また株価が大きく下げたら(去年の5万円台は今にして思えば安かったですね~)改めて注目したいと思ってます。

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    日経平均 ; 7945.94 (-23.09、2日続落
    TOPIX ; 778.10 (-0.80、2日続落
    JASDAQ ; 42.02 (-0.19、5日続落
    マザーズ ; 320.51 (+0.94
    ヘラクレス ; 482.20 (+1.17

    前日のNY市場はダウ、ナスダック共に小幅反落。日経平均も昨日の下落から朝方は反発しましたが、その後は方向感無く前日終値付近で推移して続落。明日が休みという事もあり、米金融安定化後の相場を見究めたいという所から様子見感が強い相場でした。ここの所続落していた新興市場もマザーズ、ヘラクレスが反発。悲惨な決算が続いている東証一部に比べ、主力どころで手堅い決算が続いているとは思うんですが、それが評価されるのはいつになる事やら。。。

    所有銘柄は下げ優勢(上昇2銘柄、下落5銘柄)。今日は朝から売り気配スタートの3390 ユニバーサルソリューションシステムズ、そして今日も激しく下げた8929 船井財産コンサルタンツを買い増し。一方で2400 メッセージを少し売って資金を確保しました。船井財産は先ほど決算を発表していますが、この決算で休み明けも売られるようなら強気でガンガン買っていきたいと思います。

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    今日は2400 メッセージの決算発表がありましたが、そっちはあまり持ってないので(笑)まずは4331 テイクアンドギヴ・ニーズの下方修正からチェックします(→リンク)。下方修正自体はまたかよという感じですが・・・、今回の修正は重要なポイントを含むと思いますし。

    <連結>
    修正前→売上;491億  営利;18億   経利;13億   当期純利;5億
    修正後→売上;462億  営利;6億     経利;0.1億   当期純利;-3

    <単体>
    修正前→売上;446億  営利;15億   経利;14億   当期純利;6億
    修正後→売上;416億  営利;2億     経利;1億     当期純利;-4

    今期の業績が奮わないのはまあ予想の範囲内であって、今回個人的に重要だと考えているのは連結、単体それぞれで営業黒字が確保できるか!?です。いずれかが赤字になってしまうと、財務制限条項に抵触し一気に倒産懸念も出てきますので。。。

    修正後の予想値で、単体では営業利益が2億ともう後がない状況ですので(本決算では何とか帳尻だけは合わせてくると思うんですがね)、今回の売上予想がどの程度実現性があるか、保守的に見積もられているかを見ておいた方が良さそうですね。

    そこで、前年度と今年度の四半期別単体売上をチェックしてみます。カッコ内は累計です。

    98.7億→88.9億(187.6億)→
    90.6億→92.4億(183.0億)→117.7億(300.7億)→104.5億(405.2億)

    こうして見ると第2四半期は相当ひどかったんですね。。。修正後の売上予想は残り2四半期で去年プラスアルファの実績を上げれば達成できるわけですが、昨年も第3四半期、第4四半期は相当売上を伸ばしているだけに、簡単ではなさそうです。

    受注は伸びているんでしょうけど、下方修正の理由にも書かれている通り、単価が下がっているのが業績不振の影響だと思うんですよね。マタニティウェディングとかイベント利用とか、新規に取り組んでいる領域はどちらかと言うと単価が低そうなので、単価が下がっても利益が出せる体質を作り上げていく必要があるんだと思います。

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    日経平均 ; 7969.03 (-107.59
    TOPIX ; 778.90 (-11.94
    JASDAQ ; 42.21 (-0.43、4日続落
    マザーズ ; 319.57 (-12.56、3日続落
    ヘラクレス ; 481.13 (-7.71、3日続落

    前日のNY市場はダウ、ナスダック共に続伸。日経平均も朝から高く始まって続伸・・・かと思いきや午後に急落。今晩のNY市場警戒とか、欧州金融関連の決算発表待ちとか理由付けは色々できるのかと思いますが、8000円を挟んで強気と弱気が日々入れ替わっている感じ。どちらに行くにも中々決め手が出てきませんね。

    所有銘柄は下げ優勢(上昇2銘柄、下落5銘柄)。今日は折からの資金難を理由に優待目的で保有していた9616 共立メンテナンスを手放しました。その資金の一部で今日も安値更新の8929 船井財産コンサルタンツを買い増し。引け後に同じく最近売られていた4331 テイクアンドギヴ・ニーズが下方修正を発表しただけに、「売られるには訳がある」という事で明日の決算がやや心配です。。。

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    米国市場が前週までの売りが続いた反動から、またオバマ大統領への政策期待から一旦反発。日本市場も下げ止まり、再び8000円台を伺う位置まで戻してきました。相場が戻す一方、この週から主要企業の決算発表が本格化し、特に国際優良株の業績下方修正がニュースを賑わせ始めた1月第4週(1/26~1/30)のデータです。

    【東証一部】(日経平均株価 1/23;7745.25→1/30;7994.05)

    証自(28%) 買;1兆7744億     売;1兆7306億    差引;
    +439億
    法人(11%)   買;8371億           売;5074億          差引;
    +3297億
    個人(20%) 買;1兆1760億     売;1兆2953億    差引;
    -1194億
    外人(40%) 買;2兆3695億     売;2兆6063億    差引;-2368億

    証委(2%)   買;1203億           売;1305億          差引;
    -101億
    合計(100%) 買;6兆2773億     売;6兆2701億    差引;+72億

    【ジャスダック】(ジャスダック指数 1/23;44.80→1/30;43.95)

    証自(8%)     買;23億              売;32億             差引;
    -9億
    法人(20%)   買;75億              売;56億             差引;
    +19億
    個人(48%)   買;160億            売;157億           差引;+3億
    外人(22%)   買;70億              売;72億             差引;-2億
    証委(2%)     買;7億                売;7億               差引;
    +0.1億
    合計(100%) 買;335億            売;324億           差引;
    +11億

    まずは東証一部。証券会社がようやく買いに転じて株価下落がストップしました。外人は3週連続で売り越し、更には個人が3週ぶりに売り越しに転じました。法人は4週連続の買い越しでこれで1月は全週買い越し。信託銀行が3119億の買い越しと、相変わらず年金資金が頑張ってくれています。

    そしてジャスダック。売買代金が更に低下、相場の地盤沈下が進んでおります。各主体の売買動向も信託銀行が18億買い越している以外は目立った動きは無く、何か枯れ果てた感じになってきました。。。この閑散ぶり、ついに最終段階に入ったと見るべきなんでしょうか。

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    先週の水曜日、イー・モバイル、ソフトバンクモバイルの協業が発表されました。9427 イー・アクセスのニュースリリースはこちら(→リンク)。

    NIKKEI NETに興味深い記事が載っていたので、以下一部を抜粋しておきます。

    -------------------------------

    ソフトバンクモバイルとイー・モバイルの「理にかなう協業」とは

     2月4日に発表されたソフトバンクモバイルとイー・モバイルのMVNO(仮想移動体通信事業者)方式による協業。「MVOによるMVNO」というねじれた組み合わせは、彼らにどんなメリットをもたらすのか。複数の関係者の発言から推測してみた。(石川温のケータイ業界事情)

     ソフトバンクモバイルとイー・モバイルの両社から発表されたプレスリリースによると、ソフトバンクモバイルは3月上旬にイー・モバイルの通信ネットワークを使うデータ通信端末を発売するという。

     昨今、HSDPAによる定額データ通信が人気で、イー・モバイルの契約者増の起爆剤となっている。しかし、一方のソフトバンクモバイルは、ネットワークが「パソコンのトラフィックには耐えられない」(宮川潤一CTO)ため、自社では行わずにイー・モバイルからネットワークを借りることにした。

    ■自社での定額制導入をあきらめた事情とは

     しかし気になるのは、なぜソフトバンクモバイルが、ライバルでありしかも下位にあるキャリアからネットワークを借りるという決断に至ったのか。自社での定額制導入をあきらめた理由はどこにあったのか。5日に開催された決算会見を通じ、その裏事情が見えてきた。

     事前に資料などが用意された孫正義社長のプレゼンテーションのなかには、今回のMVNOに関する説明は一切なかった。しかし質疑応答でMVNO導入の経緯が明らかになった。

     「我々が目指す事業の方向は情報革命であり、21世紀の新しいライフスタイルを提供することだ。基本的にいろいろな会社と競争しているが、(競争相手と)志が同じで、理にかなうときは、ウィン・ウィンの関係ならば協調していく方向があってもいい」(孫社長)。

     孫社長によると、イー・モバイルはゼロからインフラを作ったために、ネットワークのキャパシティーには余裕がある。しかし、ユーザーの数が少なく損益分岐点に達していないため、余っているキャパシティーを埋めたい。

     一方で、ソフトバンクモバイルはボーダフォンを買収し、既存のネットワークを手に入れたが、ユーザーの数が増えて、さらに顧客を獲得したいからネットワークが逼迫し、定額制をやりたくてもやれない。しかし、定額制のニーズは高いため、提携に踏み切ったというのだ。

    ■新たな周波数の割り当てを待つと1年半

     会見後、囲み取材に応じた宮川氏の発言からも、ソフトバンクモバイルのネットワーク事情が伺える。

     「いまのネットワークでパソコン向けの定額制は難しい。新たな周波数の割り当てを待っていたら、1年半ほどかかってしまう。その間、定額制をやらないというのも、あり得ない話。なので、提携することにした」

     他キャリアの関係者からは「ソフトバンクモバイルはNTTドコモと提携したかったが、交渉するのも断られたのではないか」という話が複数聞こえてくる。だが、宮川氏は「イー・モバイルとは、モバイルWiMAXの協業の頃から『免許が取れなくても、一緒に何かやりたいね』という話はしていた」と話す。複数あった選択肢のなかから、結果としてイー・モバイルになったようなのだ。

    ■ソフトバンクはなぜ他社回線を売るのか?

     もうひとつ気になるのが、契約者数にこだわるソフトバンクモバイルが、なぜ他社の通信回線を売るのか、ということだ。通常、MVNOで販売された回線は、元売りの契約者数としてカウントされる。つまり、今回のようなケースでは、ソフトバンクモバイルがいくら売っても、イー・モバイルの契約者数になってしまうというわけだ。

     最近、低価格ミニノートパソコンとの組み合わせで快調に契約者数を伸ばしているイー・モバイルに対し、ソフトバンクモバイルの勢いはかつてほどではなく落ち着き始めている。この提携によって、イー・モバイルがソフトバンクモバイルから契約純増数1位を奪いとることもあり得るのではないだろうか(実際、昨年12月の純増数はソフトバンクモバイルが13万5200件に対し、イー・モバイルは10万8600件)。

    ■「地方や海外ではうちの回線を」

     ここで注目したいのが、宮川氏の発言だ。彼は販売される端末について、次のようにコメントしている。

     「端末はイー・モバイルから納入される。イー・モバイルとソフトバンクモバイルの両方のネットワークが使えるようになっている。トラフィックが逼迫している都心部ではイー・モバイル、ネットワークが空いている地方や海外ではうちの回線を使ってもらってもよい」

     つまり、端末はイー・モバイルが使う1.7GHz帯と、ソフトバンクモバイルの2GHz帯の2つの周波数帯に対応したものとなるようなのだ。MVNOだからといってイー・モバイルしか使えないわけではなく、ソフトバンクモバイルのネットワークにも対応するよう配慮がなされているというわけである。

    ■2枚のSIMカードで「ウィン・ウィン」?

     だが、1枚のSIMカードで2つのキャリアを使い分けるというのはちょっと無理がある。ここからは推測になるが、もしかするとイー・モバイルに接続する際はイー・モバイルの電話番号、ソフトバンクモバイルにはソフトバンクモバイルの電話番号を使うのではないか。となると、SIMカードは2枚必要になる。

     つまり、ユーザーがデータ端末を購入すると、2枚のSIMカードが付いてきて、イー・モバイルとソフトバンクモバイルの2回線の扱いとなるのではないか。そうすれば、両社とも1ユーザーとしてカウントされる。NTTドコモの「2in1」ならぬ「2キャリアin1」だ。

     おそらく端末は、2枚のSIMカードを同時に差すようになっているか(海外では音声端末でデュアルSIMカード対応モデルがある)、ユーザーがいちいち2枚のSIMカードを抜き差しするのだろう。

     宮川氏が「料金はイー・モバイルと一緒」と言っていたことから、2キャリアとの契約でもイー・モバイルと変わらないキャンペーン的な値付けがされそうだ。

     孫社長は「ウィン・ウィンなら協調する」といっていたが、この予想が正しければ、まさにネットワークの投資をすることなく、自社の契約者数を増やすことができる。ソフトバンクモバイルがMVNOで売ってもメリットが出てくるというわけだ。

    -------------------------------

    2枚のSIMカードが現実的なのかどうかはちょっと疑問ですが、実際に協業が実現すればイー・アクセスからデバイスが供給されるようなので、モバイル事業の拡大に加えてデバイス事業が大きなビジネスの柱になる可能性が出てきましたね。MVNO協会から早速クレームが入っているというニュースもあり、正式に料金プラン等のサービスの詳細が発表されるまでは予断を許しませんが、実現すればイー・アクセス、イー・モバイルの業績に大きなインパクトを与えると思います。

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    Yahoo!ニュースより以下抜粋。ホームページの方も更新されています(→リンク)。

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    携帯各社は純増維持、ウィルコムは純減──1月契約数
    2月6日17時39分配信 +D Mobile

     電気通信事業者協会(TCA)が2月6日、2009年1月末の携帯・PHS契約数を発表した。累計契約数は1億1064万3200。1月は年末商戦が一段落したことや、各社の2009年春モデルが1月下旬に発表されたこともあって、純増数は24万8200件にとどまった。

     携帯電話の契約数は累計で1億609万4200となり、26万9000件(約0.3%)の増加。経済状況が悪化する中で、各社とも純増は維持しているが、契約数の伸びは鈍化しており、純増数が10万を超えたのはソフトバンクモバイル1社のみだった。

     純増数の順位は、ソフトバンクモバイル、イー・モバイル、NTTドコモ、KDDIとなった。1位のソフトバンクモバイルは12万400件の純増を記録し、これで純増トップは21カ月連続。1月1日には累計契約数が2000万件を超えるなど、一時期より勢いは落ちているものの、新規契約の数は依然多い。2位はイー・モバイルで、7万1700件の増加。引き続きNetbookとのセット販売によるデータ通信カードの契約が多いという。同社は1月28日に月額780円からの新たな料金プラン「がっちりコース ケータイ定額プラン」を発表しており、音声契約の増加を目指すが、全体に占める音声通話ユーザーは2割程度にとどまっている。

     3位のNTTドコモは6万4300の純増で、累計契約数は5421万9400件。シェアは51.1%と緩やかな減少が続いている。「足元の景況が悪化している中でも、ある程度の純増数が確保できた」と広報部では話しており、引き続き新製品の投入が続いている端末ラインアップに自信を見せた。KDDIは1万2600の純増を維持したが、純増数は携帯4キャリアの中で最下位。最大の商戦期となる3月へ向け、2009年春モデルでの巻き返しを狙う。

     番号ポータビリティの利用は低調で、流動性はかなり低くなっている。1月はMNP制度が始まって以来初めて、差し引きで1万件以上の変動があったキャリアが1社もなかった。MNPを利用したキャリア変更自体があまり行われなくなってきている状況が見て取れる。

     ウィルコムのPHS契約数は、2万800件の純減に転じた。引き続きデータ通信端末市場での苦戦が大きく響いているようだ。

     同社は2009年春モデルとしておサイフケータイ対応モデル「WX340K」「BAUM」の2機種を2月下旬から順次販売する予定。また上限が2800円のパケット定額を含む新料金プラン「新ウィルコム定額プラン」の提供を2月5日から開始している。ただ、今春試験サービスを開始予定の「WILLCOM CORE」が軌道に乗るまで、もうしばらく辛抱の時が続きそうだ。

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    1月は7万1700件の純増で、累計は119万1800件となりました。純増数は2位に浮上しましたが、年末商戦後で例年伸び悩む月とあって前月より少なくなっています。別記事で取り上げたいと思いますが、先週水曜に発表されたソフトバンクとの協業がどうなるかが今後の展開のカギを握りそうですね。

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