日経平均 ; 26987.44 (-836.85、2日続落)
TOPIX ; 1901.06 (-42.03、3日続落)
マザーズ ; 653.98 (-33.17、2日続落)
東証REIT ;1990.26 (-17.48、2日続落)
日経平均は大幅続落。ドル円市場で24年ぶりの円安水準に到達、円安も輸出関連株が恩恵を受ける所から、悪いインフレのシナリオも見えてきましたかね。今回の下落のポイントは記事にもある通り先週末の米国の5月の消費者物価指数(CPI)でしたが、全世界的に利上げ・金融引き締めに向かう中で日本の長期金利も上昇しており、今年は予断の許さない状況が続きそう。まだ当面様子見で良いんじゃないでしょうか。
-----------------------------------
日経平均は836円安と大幅続落、2週ぶり2万7000円割れ、米株先物安も重しで下げ幅拡大=13日後場
15:19 配信 モーニングスター
13日後場の日経平均株価は前週末比836円85銭安の2万6987円44銭と大幅続落。2万7000円割れは5月27日(終値は2万6781円68銭)以来約2週間ぶり。前週末発表の米5月CPI(消費者物価指数)が市場予想を上回り、インフレ加速への懸念から、同日の米国株式が大幅に下落した流れを受け、朝方はリスク回避の売りが先行した。時間外取引での米株価指数先物安も重しとして意識され、先物売りを交えて一段安となり、後場中盤には2万6948円22銭(前週末比876円07銭安)まで下押した。その後の戻りは鈍く、引けにかけて安値圏で推移した。
東証プライムの出来高は12億1859万株、売買代金は2兆8954億円。騰落銘柄数は値上がり332銘柄、値下がり1457銘柄、変わらず49銘柄。
市場からは「一段の米利上げを織り込みにいっている最中で、とりあえずFOMC(米連邦公開市場委員会、14-15日開催)を通過するまでは不安定さを引きずる。日経平均は25日線を割り込んできたが、その下にある75日線を維持できるかが注目される」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、ダイキン <6367> 、クボタ <6326> 、荏原 <6361> などの機械株が下落。東エレク <8035> 、アドバンテスト <6857> 、ファナック <6954> などの電機株や、日産自 <7201> 、トヨタ <7203> 、ホンダ <7267> などの輸送用機器株も売られた。エムスリー <2413> 、楽天グループ <4755> 、リクルートHD <6098> などのサービス株も安い。住友鉱 <5713> 、DOWA <5714> 、住友電工 <5802> などの非鉄金属株や、郵船 <9101> 、商船三井 <9104> 、川崎汽 <9107> などの海運株も軟調。丸紅 <8002> 、三井物産 <8031> 、三菱商 <8058> などの卸売株や、日本製鉄 <5401> 、JFE <5411> 、大平金 <5541> などの鉄鋼株も値を下げた。INPEX <1605> 、三井松島HD <1518> などの鉱業株もさえない。
半面、関西電力 <9503> 、九州電力 <9508> 、東北電力 <9506> などの電気ガス株が堅調。日水 <1332> 、サカタのタネ <1377> などの水産農林も引き締まり、東洋水産 <2875> 、ヤクルト <2267> 、明治HD <2269> などの食料品株も買われた。ANA <9202> などの空運株もしっかりとなり、T&DHD <8795> 、かんぽ生命 <7181> などの保険株も値を上げた。
個別では、ラクスル <4384> がストップ安となり、三井ハイ <6966> 、フリービット <3843> 、ポールHD <3657> 、インフォMT <2492> などの下げも目立った。半面、トーホー <8142> 、gumi <3903> 、ラクーンHD <3031> 、トビラS <4441> 、鳥貴族HD <3193> などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、28業種が下落した。
-----------------------------------
PR