節分ですね。最近、ネットで投資関連サイトを見ていると「節分天井、彼岸底」という格言をよく目にします。現在の日経平均株価は昨年来高値圏にあり、その過熱感もあってこれからしばらく下げるのかなと不安な気持ちにさせられますね。
昨年末から何となく感じている事ですが、景気が良いとは言っているものの、景気が良いのはあくまで一部の大企業(主に国際優良企業)とその関連企業であって、中小企業の多くや個人は景気の良さを実感できていないんじゃないでしょうか。
現在大企業の業績が良いのは、誤解を恐れずに言えばリストラにより人員を減らし、給料を減らして収益性を高めたからであって、そこで働いている多くの労働者はほとんど業績向上による恩恵(=賃金上昇、福利厚生など)を受けていません。2006年の実質賃金指数が0.6%減なんてニュースもありましたよね。
また、給料が増えない一方で、保険料の大幅増額や所得税の増税で出て行くお金は増えているわけですから、手元に残るお金はむしろ以前より減っているかもしれません。
こういった状況を鑑み、私は国内の消費は今後伸び悩むのではと予測しています。小型乗用車の販売が落ち込み、より安い軽自動車が売れているのはこの流れの一つでしょう。更に万一消費税が増税になると、この流れに追い討ちをかける事は必至です。特に値段の高い不動産、自動車、装飾品などは影響が出そうですね・・・(本当の金持ちが買う贅沢品は別でしょうが)。
国内がダメとなると輸出に期待するしかありませんが、今すでに国際優良企業は円安で絶好調ですからね~。この調子で今後も伸びるかと言われると・・・もちろん可能性が無いとは言わないですし頑張って欲しいですが、円高、利上げなど何らかの理由で業績の伸びが鈍化した時の対策も考えて置いた方が良さそうです。。。
一応、私が今考えているのは、これから海外で事業を拡大できる企業、国内向けなら新規事業で安い商品やサービスを提供する企業、高配当企業、既にかなり売られており下値が限定されている企業、などをPFの中心にしてリスクを減らしておこうかなと。とは言っても、↑は今の所有銘柄を肯定する理由になっているので、ほとんど組み替えないと思いますが(^^;
色々と書いてみましたが、何しろ自分の予想はこれまでほとんど当たっていないので、こんな話は全くの杞憂で年末には日経平均が20000円を付けているかもしれません(笑)不安に備えつつ、そっちを期待することにしましょう。

