日経平均 ; 31233.54 (+317.23、3日続伸)
TOPIX ; 2160.65 (+14.81)
マザーズ ; 733.46 (+7.77)
東証REIT ; 1865.44 (+15.88、2日続伸)
日経平均は3日続伸。朝は600円を超える上昇の場面もあったようですが、後場に値を下げるもそれでも最高値を更新。一方で侵攻はマザーズが反発するもまだ安く、今回は大型株と中小型・新興株で優劣がはっきり付いている相場ですが、どこかで資金の流れが変わる日が来るのでしょうか。
-----------------------------------
日経平均は317円高と大幅に3日続伸、朝高後に伸び悩むも33年ぶり高値水準=29日後場
15:22 配信 ウエルスアドバイザー
29日後場の日経平均株価は前週末比317円23銭高の3万1233円54銭と大幅に3営業日続伸。22日に付けたバブル経済崩壊後の最高値(終値3万1086円82銭)を上回り、1990年7月以来約33年ぶりの高値水準となった。
朝方は、買いが先行した。現地27日にバイデン米大統領と野党・共和党のマッカーシー下院議長が米債務上限問題で基本合意し、好感された。前週末の米国株高に続き、日本時間29日の時間外取引で米株価指数先物が上昇し、円安・ドル高も支えとなり、日経平均は前場早々に3万1560円43銭(前週末比644円12銭高)まで上伸した。ただ、一巡後は利益確定売りに伸び悩み、後場序盤には3万1164円00銭(同247円69銭高)まで押し戻された。その後持ち直したが、戻りは限定された。
日経平均プラス寄与度では、ソフバンG <9984> の85円強を筆頭にアドバンテスト <6857> が46円強、KDDI <9433> が13円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、海運、卸売、銀行、保険など30業種が値上がりし、陸運、食料品、小売の3業種が値下がりした。東証プライム銘柄の61.8%が上昇した。
東証プライムの出来高は11億9414万株、売買代金は3兆5095億円。騰落銘柄数は値上がり1135銘柄、値下がり603銘柄、変わらず97銘柄。
市場からは「水準的には高過ぎで、過熱感への警戒はあるが、一方で海外投資家の継続買いを背景に好需給が続いており、下がりにくい状況だ。上昇トレンドだが、適度な調整が欲しいところでもある」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、川崎汽 <9107> 、郵船 <9101> 、商船三井 <9104> などの海運株が上昇。住友商 <8053> 、三井物産 <8031> 、三菱商 <8058> 、丸紅 <8002> などの卸売株も高い。三井住友 <8316> 、三菱UFJ <8306> 、みずほ <8411> などの銀行株や、MS&AD <8725> 、東京海上 <8766> 、第一生命HD <8750> などの保険株も買われた。INPEX <1605> 、K&Oエナジ <1663> などの鉱業株も引き締まった。ニコン <7731> 、オリンパス <7733> 、テルモ <4543> などの精密株や、ソフトバンク <9434> 、NTTデータ <9613> などの情報・通信株も値を上げた。
半面、京急 <9006> 、JR九州 <9142> などの陸運株がさえない。ニチレイ <2871> 、キリンHD <2503> などの食料品株や、ウエルシアH <3141> 、ツルハHD <3391> 、パンパシI <7532> などの小売株も安い。
個別では、PHCHD <6523> 、YACHD <6298> 、シンプレHD <4373> などが値上がり率上位。半面、Jマテリアル <6055> 、ダイヤHD <6699> 、JPHD <2749> などが値下がり率上位。
-----------------------------------
