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直感重視の素人投資家、天地人の株日記です。株や経済に関するネタを中心に書いていく予定です。
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    26日金曜日に監視銘柄4817 ジュピターテレコムの3Q決算発表がありました(→リンク)。合わせて、通期予想の上方修正も発表されています(→リンク)。場中の発表だったこともあり、株価はかなり乱高下していましたね。

    前年同期比で売上23%増、営業利益27%増、純利益31%増と大きく業績を伸ばしています。この会社を見るのに重要な指標は加入者数とAPRU(加入世帯あたり平均月次収益)になると思いますが、加入世帯数は262万件で前年比約22%増、APRUは7668円で約1%減となっています。ただ、昨年10月以降に新たに連結子会社化したケーブルウエストグループを除いたAPRUは7931円と前年比で上昇していているそうです。

    私はこの会社は特にケーブルテレビ事業に注目していて、「ニーズの多様化」、「団塊世代」、「地デジ」という観点から期待できると思っています。

    インターネットの普及により得られる情報の質・量が急速に拡大し、人々の趣味嗜好や価値観は昔に比べ確実に多様化しています。しかし、既存民放各社はと言うと、各社似たような番組、似たような報道姿勢・・・とても多様化したニーズに対応できているとは思えません。(私はマスコミ嫌い派ですので話半分で聞いてもらって良いかと思いますが(^^;) 例えば、最近日テレが巨人戦の放送枠を減らしたりしていますが、こうした視聴率は取れないものの一定の固定ファン層がいるジャンルの切捨ては、多チャンネルメディアにとって追い風になると考えています。

    多チャンネルメディアとして、私は当初インターネット放送に注目していたのですが、何も考えず受動的に見れるという手軽さにおいて、テレビ放送は一定の優位性を維持しています。特に団塊世代の方々が、引退後余暇を何に使うかを考えた時、若い人がインターネットや携帯に多くの時間を費やすように、テレビに費やす時間が増えるのではないでしょうか。

    2011年を目標としたアナログ→デジタル放送への移行は、各家庭にテレビへの投資を半ば強制的に求める事になりますので、これをきっかけにケーブルテレビへの加入を考える人たちも出てくるでしょう。日本の有料多チャンネル放送への加入率はわずか20%(イギリス60%、アメリカ88%)、成長余地はまだ十分あると思います。

    今回の上方修正で株価が上がってしまったので、しばらくは様子を見ようと思っていますが、早いうちに参戦したいと思っています。

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