Yahoo!ニュースから以下抜粋。
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NY株、ほぼ全面安=ダウ、今年4番目の下げ幅〔米株式〕(1日)☆差替
11月2日0時11分配信 時事通信
【ニューヨーク1日時事】
1日の米株式相場は、低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローンの焦げ付き急増をきっかけに収益が悪化している米銀大手に対する投資判断の引き下げや、エネルギー大手エクソンモービルの減益決算を嫌気して、ほぼ全面安の展開となった。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比362.14ドル安の1万3567.87ドルで終了。先月19日(366.94ドル安)に次いで、今年4番目の下げ幅となった。前日は6年9カ月ぶりの高値に達したナスダック総合指数も64.29ポイント安の2794.83で引けた。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億8008万株増の17億4650万株。
株価急落は金融株が主導した。サブプライムローンを担保に組み込んだ金融商品の価格下落などで巨額の評価損計上を迫られた米銀上位2行のシティグループとバンク・オブ・アメリカに対して、一部証券会社が同日、財務体質の悪化懸念から投資判断を引き下げた。これをきっかけに、信用不安が再燃。シティ株が一時7%超安となるなど、金融関連銘柄は軒並み急落した。
スイスの金融大手クレディ・スイスが7―9月期決算で前年同期比31%の大幅減益となったことも「サブプライム問題は世界規模でまだ収束していないのではないか」(中堅証券)との疑心暗鬼をあおり、世界経済の先行き懸念が強まった結果、一段安につながった。(続)
最終更新:11月2日7時15分
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昨日の利下げでまた上昇トレンドに乗るかと思った矢先にこうなるとは・・・まさに「暴落は忘れた頃にやってくる」になってしまいました。昨日ちょっと雰囲気がおかしかったのはこのNYの展開を示唆していたんでしょうか。今更こんなニュースが出てくる所を見ると、欧米の金融機関はまだサブプライムの膿みを全部出し切れていないようなので、今後もボロボロと出てきてその度に下げるんでしょうねえ。
ただ、大きく下げたとは言っても、ナスダックは昨日は今年の最高値更新!なんて状況だったわけで、この程度の下げはまだ通常の調整範囲内でしょう。7~9月のGDPは強い数値が出ていましたし、今晩の雇用統計がひどい数字でなければまた持ち直すのではないかと思います。もちろん今晩更に崩れたらちょっとやばそうですが。。。
欧州、NYがこんな状態では、今日の日経は大幅安を免れないでしょうね。全面安になるのか、一部のセクターだけ売られるのか、新興市場がどうなるかを含めウォッチしておきたいと思います。
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