2009年11月(11/2~11/27)の月間売買状況のデータです。政治要因などで海外市場に対して出遅れており、月前半から冴えない動きだった日本株ですが、特に月後半に相次ぐ大型公募増資の発表、政府のデフレ宣言、最後にドバイショックと株式市場にマイナスなニュースが相次ぎ、月間で日経平均が10%近く下落するというかなりパフォーマンスの悪い1ヶ月になりました。
【東証一部】(日経平均株価 10/30;10034.74→11/27;9081.52)
証自(27%) 買;5兆5792億 売;6兆385億 差引;-4594億
法人(10%) 買;2兆3933億 売;2兆189億 差引;+3744億
個人(17%) 買;3兆7413億 売;3兆7108億 差引;+305億
外人(42%) 買;9兆1016億 売;9兆579億 差引;+436億
証委(3%) 買;5673億 売;5552億 差引;+122億
合計(100%) 買;21兆3827億 売;21兆3814億 差引;+13億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 10/30;48.59→11/27;45.06)
証自(10%) 買;206億 売;233億 差引;-27億
法人(11%) 買;245億 売;254億 差引;-10億
個人(48%) 買;1046億 売;1091億 差引;-45億
外人(23%) 買;549億 売;475億 差引;+73億
証委(8%) 買;188億 売;183億 差引;+5億
合計(100%) 買;2233億 売;2236億 差引;-3億
まずは東証一部。証券会社が大幅な売り越し継続、まあ毎週売り越しでしたし、これは予想の範囲内でしょうか。結局、月を通じて外人は買い越しだったようで、日経平均が下落した割にはちょっと意外感がありますね。他は法人と個人が買い越しに転換、押し目買い意欲はけっこう高かったようです。
続いてジャスダック。9月、10月に続き3ヶ月連続で国内勢は全主体売り越し、外人のみが買い越し。11月も全く好転の兆しは見られず、という見方で良いのではないかと思います。