投資部門別売買状況（2013年6月4週） ≫2013.07.14 [Sun]

前週のバーナンキ議長の発言の影響が残る中、アジアで上海株が金融引き締め懸念＆シャドーバンキング問題で4年半ぶりに1,900ポイント割れまで下落したため、一気にリスクオフの流れとなり、月火水と3連敗。このまま沈むのかと思いきや木金で一気に反発、しかも2日間で800円高・・・と激しく上下動があった6月4週（6/24～6/28）のデータです。

【東証一部】（日経平均株価　6/21：13230.13→6/28：13677.32）

証自（12％）  買；1兆3207億   売；1兆3435億  差引；－228億
法人（6％）    買；6900億        売；5587億       差引；＋1313億
個人（21％）  買；2兆1272億   売；2兆5596億 差引；－4323億
外人（59％）  買；6兆8084億   売；6兆4183億 差引；＋3901億
証委（2％）    買；1941億        売；2212億       差引；－272億
合計（100%） 買；11兆1404億 売；11兆1013億 差引；＋390億

【ジャスダック】（ジャスダック指数　6/21：1809.33→6/28：1765.03）

証自（2％）   買；101億    売；109億    差引；－8億
法人（5％）   買；188億    売；343億    差引；－154億
個人（71％） 買；3492億  売；3395億  差引；＋97億
外人（14％） 買；682億    売；647億   差引；＋35億
証委（8％）   買；379億     売；361億    差引；＋18億
合計（100%）買；4842億   売；4855億  差引；－13億

まずは東証一部。売買金額は引き続き11兆円台と低水準。証券会社が小幅売り越しに転じて、個人は2週連続の売り越し。一方で法人が2週連続の買い越し、そして外人の強い買いは続いており4週連続の買い越し。結構まとまった金額の買い越しになっていますし、木、金の相場上昇は外人の買いでしたかね。

続いてジャスダック。こちらも売買金額は伸びず、前週に続き5000億円割れの水準。外人が買い越しに転換し、個人が3週連続買い越しで、個人＆外人の買い揃い踏みでした。法人（特に金融機関）が大きく売り越してまして、これは期末のポジション調整でしょうかね。新興は今年相当上がっているので、売りが出やすい環境なのかなと思います。