投資部門別売買状況（2014年3月3週） ≫2014.03.30 [Sun]

前週末にクリミア自治共和国で国民投票が実施され、ロシア編入の賛成が多数となり、ロシアとクリミアは編入条約を調印。ロシアのプーチン大統領がこれ以上のウクライナ分割を望まない事を発表すると、一旦ウクライナ危機は織り込まれて株価が反発しましたが、FOMCのイエレンFRB議長の会見で、利上げの時期を量的緩和終了の半年後と言明した事で利上げへの警戒感から急落・・・一難去ってまた一難という感じだった3月3週（3/17～3/20）のデータです。

【東証一部】（日経平均株価　3/14：14327.66→3/20：14224.23）

証自（13％）  買；1兆1782億  売；1兆880億   差引；＋901億
法人（6％）    買；4442億        売；5973億      差引；－1531億
個人（16％）  買；1兆4289億   売；1兆2867億 差引；＋1421億
外人（63％）  買；5兆3342億   売；5兆4346億 差引；－1004億
証委（1％）    買；1141億        売；993億         差引；＋147億
合計（100%） 買；8兆4995億  売；8兆5060億 差引；－64億

【ジャスダック】（ジャスダック指数　3/14：2041.99→3/20：1998.35）

証自（2％）   買；61億      売；66億      差引；－5億
法人（2％）   買；86億      売；85億      差引；＋1億
個人（74％） 買；2742億  売；2712億  差引；＋30億
外人（18％） 買；636億    売；664億    差引；－28億
証委（4％）   買；164億     売；161億    差引；＋3億
合計（100%）買；3688億   売；3687億  差引；＋0.2億

まずは東証一部。証券会社と個人が買い越し継続、法人と外人が売り越し継続で前週と変わらず。外人は売り越しでしたが、売り越し額は前週に比べると減りましたね。とにかく外人が買ってこないと上昇しない日本市場なので、今の内外の状況ではしばらく厳しいのかなという感じです。

続いてジャスダック。4営業日だった事もありますが、売買金額は3600億円と前週から更に減少。2月末から3月にかけての活況はなんだったのか・・・。主体別動向は前週と売り買いがきれいに入れ替わって証券会社と外人が売り転換、法人と個人が買い転換。相変わらず傾向の出づらい感じです。