直感重視の素人投資家、天地人の株日記です。株や経済に関するネタを中心に書いていく予定です。
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続いてもう一つの決算は9427 イー・アクセスです(→リンク)。決算そのものよりも、同時に発表されたリリースの方が実は重要なので、まずは決算数値に関して一言。 2007通期 売上;562億 営利;10億 経利;-16億 当期純利;9億 2008通期(予測) 売上;630億 営利;20億 経利;-105億 当期純利;-73億 2007通期(単体) 売上;560億 営利;125億 経利;114億 当期純利;66億 2006通期(前年) 売上;603億 営利;94億 経利;75億 当期純利;50億 前期(2007年3月期)は4/25に発表された上方修正値(→記事)から若干上振れて着地。今期(2008年3月期)はモバイル事業への投資が増加する事から、大幅な赤字になる見込みです。とここまでは想定内の情報。 そして、決算と合わせて発表された重要なリリースはこちら。「特定子会社の異動(一部株式譲渡)に関するお知らせ」(→リンク)。 『当社は本日(2007年5月14日)開催の取締役会において、下記のとおり当社の特定子会社であるイー・モバイル株式会社(以下、イー・モバイル)株式の一部を譲渡することを決議し、譲渡先であるゴールドマン・サックス・グループ関係会社との間で株式売買契約に調印いたしましたので、お知らせいたします。この譲渡が完了した場合、イー・モバイルは当社の連結対象子会社から持分法適用会社に変更となります。』 だそうです。これを見た時は正直がっかりしました。 今まで散々投資してきたにも関わらず、連結子会社から外してしまうとは・・・orz 異動の理由は、初期段階の投資収益を回収し、イー・アクセス本体のバランスシートを強化し、また株主へ還元することとされています。実際、イー・モバイルが連結子会社→持分法適用会社になる事で資産や収益の合算がなくなり、「該当会社の当期損益×株式所有割合」の数値を営業外収益に「持分法による投資利益」として反映するだけになります。 イー・モバイルは今大赤字ですから、連結で損失や負債を全て被るよりも、持分法適用会社にして40%弱の営業外損失を計上するだけの方が、バランスシートの見た目は良くなるというわけです(結局、ヒト、モノ、カネをかけているので、実態は変わらないと思うんですけどね)。上に書いた今期予測は、このリリースを前提とした予測になっています。 譲渡株数は10万株(議決権割合;約5.9%)、譲渡額は120億円だそうです。イー・アクセスの議決権比率は43.5%→37.6%に低下します。そのお金で何をするかと言うと、増配(1800円→2300円)と、こちらは明記していませんが新規事業であるイー・デバイス事業の立ち上げに回すものと思われます。 増配は譲渡理由にあった株主還元、そしてイー・デバイス事業の立ち上げは、イー・モバイルとの関係が薄まったため、イー・アクセスとして新たな成長事業を立ち上げるということでしょう。しかし、何作るんでしょうね。データカードや携帯端末を作る気でしょうか。WiMAX関連との噂もありますけど。。。 私にとっては、増配が大きいですね。これで5/11の終値ベース(67300円)で利回りは3.42%になりました。所有比率は下がったとは言え、まだイー・モバイルの筆頭株主ですし、従来通り配当をもらいながらモバイル事業の成長を待つ路線で良さそうだなと。 これまでは配当利回り3%の60,000円を購入基準として見ていましたが、増配になったことで72,000円(利回り約3.2%)に基準変更。で、今日の寄りが意外に安かったので、すぐにそこで買い増しました。株価はその後一気に上昇して一時ストップ高!!!たまには取引がうまく行く事もあるものですね(^^; PR この記事にコメントする
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