2009年10月(10/5~10/30)の月間売買状況のデータです。9月に円高&政治要因でかなり下げましたが、海外市場が反発に転じた事もあり、日本市場も月前半は反転し上昇。その後、月後半に米国市場が調整に入ると、日本市場も調整入りしてやや下落して1ヶ月が終了。月を通じた値動きだけ見ると海外市場にお付き合いの1ヶ月でしたが、反発の勢いが鈍く株価水準ではやや出遅れ感が出てきました。
【東証一部】(日経平均株価 10/2;9731.87→10/30;10034.74)
証自(29%) 買;6兆9413億 売;7兆2944億 差引;-3532億
法人(10%) 買;2兆4673億 売;2兆7655億 差引;-2982億
個人(18%) 買;4兆4983億 売;4兆5710億 差引;-727億
外人(40%) 買;10兆2955億 売;9兆5861億 差引;+7095億
証委(3%) 買;6593億 売;6519億 差引;+73億
合計(100%) 買;24兆8617億 売;24兆8689億 差引;-72億
【ジャスダック】(ジャスダック指数 10/2;48.61→10/30;48.59)
証自(9%) 買;185億 売;205億 差引;-20億
法人(11%) 買;229億 売;247億 差引;-18億
個人(51%) 買;1090億 売;1172億 差引;-82億
外人(22%) 買;497億 売;465億 差引;+32億
証委(8%) 買;168億 売;168億 差引;-0.3億
合計(100%) 買;2169億 売;2257億 差引;-89億
まずは東証一部。外人が再び買い越しに転じ、しかもかなりの水準の買い越し。一方で国内勢は証券会社、法人、個人が揃って売り越しで国内勢VS海外勢という構図になりました。前月にかなり売っていた信託銀行は、今月も2819億の売り越し継続。この結果だけを見ると、外人が日本株を買わないから出遅れているというよりも、国内勢に悲観的な見方が多いって事でしょうか。
続いてジャスダック。まず、ちょっと売買代金が萎んできたかなあと。こちらも買い越しは外人のみ、国内勢は揃って売り越しで9月からその流れが続いています。新興市場は外人の買いが入りづらい分、国内勢の換金売りに押されている感じでしょうかね。